エクセルで書いて貼り付けたらこんな感じになりました
読みづらいだろうし内容も自分語りにもほどがあるし、読まなくてもいいです…
この世界で、なにが最も価値あるものか。なにを求め、何を重視し、大切にせねばならぬのか。 |
何千年も前から使い古された文句に聞こえるかもしれないが、それが何かと問われたら、私はまよわずそれは愛であると答える。 |
私がその真理に至ったのは24歳の頃だった。 |
憧れていた情報の中枢、防衛相内の勤務は想像を絶する低レベル、退屈さで、何故自分がいまさらこんなくだらない事を毎日やらねばならぬのかと憤っていたころ。 |
下積みにすらならない無為の日々、仕事のできない先輩から叱責される理不尽さは一体全体どういう道理かと腐っていた時だった。 |
忙しいならまだ救いがある。心を亡くすほどになにかに夢中になっていれば腐ることもないが、 |
とにかく自分にとっては全てがくだらない、そして無駄でしかないことの山積みだ。無駄こそ自衛隊の最たる美徳である。存在自体が無駄であるのがその証明だ。 |
細かい事を言えば、当時私は毎日制服ではなくスーツを着て日中は外で活動していたため、 |
部隊に顔を出すことと言えば午後五時の終礼の時と、朝に当直室に寄ることだけ。 |
だのに目ざとい先輩が、ポールスミスのスーツとバーバーリーチェックのグリーンのシャツという私のいで立ちが派手すぎるだの、 |
夏場はクールビズが許容されているのに、食堂でポロシャツはまずいだの、服装規定にもない曖昧な領域で、四の五の言うのである。 |
きまってそういううるさい先輩は仕事ができないのである。 |
たしかに自由な雰囲気の情報職域の中では、そうした憎まれ役のうるさい先輩というのも必要であり、後々になって感謝することも多いのだが、 |
当然ながら当時の私は、うるせーなこの財産目当てで○○○○と結婚したくせにと、トッポイばかりの若者に過ぎなかった。 |
あとは朝の体操をすっぽかしたり、掃除をすっぽかしたり、まだ海曹(下士官)にもなっていない未熟者でありながら、ずいぶんと暴れまわったものである。 |
ほかにも色々とやらかしていたようだが私は覚えていない。 |
もしくはそれらの積み重ねか、一度どうにも居心地が悪くなったころがあり、先輩からの勧めもあって丸坊主にしたこともあった。 |
しかしそれで許されてしまうのが、また自衛隊のチョロさである。 |
大概の不祥事は部隊長の裁量でもみ消されてしまうのが軍隊の常であり、米軍では当たり前にみかけるMP(いわゆる軍隊内警察、警務隊)の姿はほぼ見たことがない。こっそり見張っているのだと思うが |
丸刈り、掃除を何週間、外出禁止何日でゆるされてしまう、よく言えばファミリー、悪く言えばなぁなぁな組織である。 |
そんな腐りに腐ってカビまで生えたころ、深刻な不眠症に悩まされたことがある。 |
床についても一時間ほどで目覚め、そのまま朝まで眠れない日々がずっと続いた。 |
日中は半ば眠りながらヘッドフォンをかけ(それでも朝鮮語チーム内最優秀)、昼休みは部屋に戻って仮眠をする毎日。 |
そして昼寝中、高確率で金縛りというか幽体離脱じみた状態になるのである。 |
目が開いても体が動かない。視界もぼやけ、職場におくれてはならんとベッドから転げおち、はいつくばりながらドアノブに手をかけたあたりで目が覚めるのだが、それは夢なのか幻なのか、いつも午後の課業に間に合う時間に目が覚めるのだった。とうぜんベッドの上である。 |
精神的にもだいぶ疲弊してしまったわたしは、三宿の自衛隊中央病院まで行って睡眠薬を処方してもらうが、たいした効果もない。 |
まいったなこりゃ、などと思い、ふと瞑想をしたらどうかと思いついた私は、ネットで瞑想の方法を調べてみる。 |
いろいろと見て自分なりにこうしてみようと思ったのは、呼吸に意識を集中し、体の真ん中、背筋と丹田の間あたりから頭頂部まで一本光る筋が貫いているイメージ。そして完全な球体をイメージする。 |
完全な球は理論上接地面積は0である。何者も傷つけず何物にも傷つけられない、それでいて流れに逆らわず、ただあるがままに… |
そんなことをイメージして瞑想をはじめ、数分もすると意識が上昇していくイメージが全身を襲う。 |
ダウナードラッグをキメると自分の体が沈んでいくような感覚に襲われるというが、おそらくその真逆。 https://youtu.be/uUoE8OpuY8I ↑映画 トレインスポッティングのベッドのシーンがピッタリだというが |
全身がというか、意識がそのまま、上下左右という概念ともまた違う、いうなれば四次元方向の上、意識界における高層に引っ張られていく感覚に包まれ、いつしか回りは真っ暗。 |
すると、自分という意識が周りの空間から隔絶されているのに、すべてが一つになっているという感覚がやってくる。 |
一は全、色すなはち空というが、自分そのものが宇宙であり、ロッカーを隔てて隣に寝ている後輩もまた宇宙であり、後輩のイビキはまるで宇宙に響き渡る波動のように感じられるのであった。 |
よく某宗教では自分こそが宇宙なんだよというが。 |
そうしていると、光り輝くもう一人の自分が目の前に現れ、私に話しかけるのである。 |
「なにを悩んでいる」 |
私が何を答えたのかは覚えていない。しかし目の前のもう一人の私が言ったことははっきりと覚えている。 |
「自分が何のために生きていると思う?」 |
「というより、全ての生物がさ。なんのために地面を這いつくばって、必死に生きようとする?」 |
「すべての生き物は、ただ腹が減ったから食うわけでもなく、欲望のままに交尾をするわけじゃない」 |
「少しでも高度な存在になって、愛を理解したい、そのためさ」 |
「時には傷付けあって縄張りを誇示し、同族を殺しあって家族を守ってきた動物も、それも一つのルールであり、何かの定めた掟にしたがって生きている」 |
「人間も、狩りのための弓矢を人に向けたりもしたけど、言語を獲得し、法という手段を構築し、暴力によらない解決手段を得た。一応はね」 |
「もうすぐだ」 |
「いずれ人は、言葉すらもいらなくなる」 |
「争いを解決する手段を考えるより、そもそも争いがおこらないようにしたほうが利口だろう」 |
「全ての生きとし生けるものは、高次元の存在への進化を目指している。もちろん人間もだ」 |
「愛だよ。」 |
ふと、いままでの多くの私と関わった人たちの顔が思い浮かぶ。 |
愛憎あさからぬ女性、軽蔑と嫌悪しかなかった先輩 |
私にかかわってくれた全ての人たちに対して、何故あの時、あんな対応しかできなかったのか。なんと未熟で、浅薄な人間だったのか、自分という存在は。 |
と同時に、感謝の気持ちで心が満たされていくのだった。 |
気が付くといつもの隊舎の部屋。後輩はいつものように、時折静かな寝息を立てている。 |
その日を境に不眠症は完全に治り、幽体離脱現象もおきていない。 |
と同時に、またあの体験をしようと思っても瞑想はうまくいかず、あれ以来やっていない。ときに瞑想は精神が無防備な状態になるので、やらない方が良いというが、おそらくそれが正しい。 |
この世の中で一番大事なのは愛なんだと。それが分かっただけでもおおきな収穫であった。 |
自分に素直になろうという気持ちを前よりも強く持った私は、前よりさらに奔放に、それでいて温厚で控えめな性格に… |
なれたかなぁ・・・ |
偉そうに言っていながらも、こっちの職場では毎日ストレスばっかりです。 |
ベトナム人、うるせぇ!!!! |
人の頭越しに大声で会話するわ、職場にガキはつれてくるわ、ずっと音楽流してるわ… スピーカーモードにして通話すなー! そうでなくても基本的に電話の声デカいんじゃー!取引先は老人しかおらんのかー!? せっかく2週間自粛したのに、またも邪気が、デストロイゲージが蓄積してしまう… |
しかし |
仕事なんて、しなくていいんだと。 |
日本では考えられない事の連続というが、日本人がいかにワーカホリックにさせられていたのかということが、またもや、改めてよくわかりました。 |
ミーティングや会議も一切無いし、横の連携どころか上司もいないし部下もいない。誰が何をやっているのか全くわからん。隣の机の人の名前もわからん。 |
朝いつのまにか来ていて、夕方いなくなっている。あぁ、それでいいんだ。 |
いちいち朝会ったら挨拶だとか、帰るときにお先にとか、そんな文化すらない。 |
ただ決められた時間だけ居て、言われたことだけやって、給料をもらうための場所。それぐらいの認識でいいんだと。 |
…いや、さすがにこの職場は異常だ。これがベトナムの普通だとは、まさか思わないでしょうが。なんでこの会社は成り立っているのか不思議な人は多い。社長は政治家だし。なんかまた別荘開発までするとか言ってるし。わざわざ三河の瓦を取り寄せて、愛媛から屋根屋まで呼んで常駐なさっとる。金はあるようなので、甘んじて給料泥棒、堂々とブログ執筆といこうではないか。 |
とはいえ金をもらっている以上はいい仕事をしてやりたい。さすが日本人と思わせてやりたい。そう思って集中しはじめたころに、また後ろで騒ぎだす。 |
そのたびに階段にタバコを吸いに行くので、作業効率としては日本の30%ぐらいでしょうか。もうDOOOOでもいいやあぁ(^ㅅ^/♪ |
まぁ給料も日本の20%ぐらいだし、むしろこれでも働きすぎだと。 |
全ての存在に愛を・・・と思っていた、あの10年前を思い出しながら、いろいろ厳しいですが、なんとか好きになれるように頑張ります(´・ω・`) ベトナム人も、ベトナム社会も… というか人間を… |