一本足の神々 Part 1 久延毘古とDOC CUOC - (元)情報本部自衛官が真相を語る?
前回↑後半でチラッとだけお伝えしましたが、去る10月24日にとあるミュージシャンがお亡くなりになったという報道がなされていました。
BUCK-TICKというバンドの櫻井敦司さん(57歳没)という方で、また聞いた事もない有名人が死んで騒いでるなぁと、明かに暗号報道の騒ぎ方だと思いスルーしていました。最近そういうのが多すぎるので、あえてシャットダウンですよね。知らねぇよ、ハナ肇はともかくクレイジーキャッツのうちの一人なんて。
しかし知人が今回の櫻井さん騒動は何かおかしいと仰るのです。
コンサートの一曲目で『scare crow』という曲を歌った直後に体調を崩されたとか、報道に飛び交う数字、前日23日の徹子の部屋で、芸人のヒロシがタイミング良く大ファンだと言っていたり犬の名前まで「サクラ」と「アツシ」にしていたとか…
ヒロシはさておいて、スケアクロウと聞いては黙っているわけにはいかんと、重いペンを取ることになったわけです。
この膨大な久延毘古研究大系をついに世に出せと(散々動画で言ってきましたけど)いうメッセージと受け取り、櫻井氏のご冥福を祈りつつ駄文乱文を繰り広げていきますので悪しからず。本当に死んだかどうかも知る術はありませんが。
さて今更ですが、カカシを英語では scare crowと書きます。
カラスが怯えるという名の通り、人っぽいのがいると警戒して田畑の作物を守ってくれるからですが、正直言って効果があるのかどうかは謎です。今となっては珍しいのか、めっきり見かけなくなったような印象です。
最近ではやたらとリアル志向に寄ってマネキンに服を着せたりして子供のトラウマにもなっていますが、木の棒に藁を括りつけてヘノヘノモヘジというのは、バナナの皮で転ぶレヴェルの、漫画の中だけの世界に思えてきます(そもそも昔から普通にあったものでしょうか?)。
歴史の専門家から聞いた話では、気持ちの悪いカカシがたくさん立っているような部落は、結構な確率で同和地域だとか。
島根県の出雲郷(あだかえ)が確かそうだったと思いますが、村に入ると趣味の悪いカカシだらけ、すぐ近くにある神社までの道を通行人に聞いても、「知らんなぁ」とあしらわれたとのことです。
おそらく古くカカシには鳥除けではなく同祖神的な役割が強く、結界的な役割で邪気やその他悪霊を寄せ付けないという信仰から根付いたという説を私は推します。こがし(動物の死体を焼くことで寄せ付けない)がカカシになった説、シカオドシが訛った説もほぼ同じように。
ーーーというより、もっと生々しい話をすると、カカシそのデザインの系統でその部落の血統や所属を現わすことで、部外者は近寄るな、同族はいらっしゃいという判別をしていたのだと私は思います。魔も邪気も結局は人がもたらすものですから、意味としてはほぼ変わりませんが。
現在でもやはりそうした意図から、一般人を近づけないという目的で主に同和地域で愛用(?)されており、先述のアダカエなんかは名前からしてアラガヤ系ですから、地域史や神社を調べられると嘘だらけの歴史がバレる日本政府としてまずいので工作員が入れられている、らしい。というような話を聞いたような気がします、おぼろげながら。(人道的配慮)
カカシ=結界説を補填する材料として、韓国の田舎の村に行くと、ごく稀に木の棒に鳥の模型が止まっているものを見かけることができますが、それをソッテ( 솟대)と言います。
日本の鳥居の起源になったという説もありますが、そもそもソッテという言葉も、かつて集落に整備されていたソド(蘇塗)から来ているという説を聞くとどうでしょう?拙ブログのPart1をご覧になった方にとってはもうお分かりですね。
まさに山田の曾富騰(そおど)ではありませんか!!
神社の鳥居も陰陽道的な解釈ではまさに結界でありますし、巨石や巨木を古来から信仰して来た日本が、どうして社殿を建て鳥居を建て、縁もゆかりもない神様を祀るなんていう事を思いついたのか。外来のものであると考えた方がなるほど合理的。
では韓国系かと言われると、じゃあその韓国人はどこから来たんだという話になるわけで、そもそも古代エジプトにも巨石信仰はあった。一体日本民族の源流はどこなのでしょうか?
さて、スケアクロウに話を戻しますと、そのものズバリの「scare crow」という映画を観てから、まとまりそうでまとまらないパーツがバチッとはまるわけです。
(↑ワーナー公式トレイラー)
若かりしアルパチーノとジーンハックマンが演じる名作で、ライオン演じるパチーノとマックス演じるハックマンがいい味を出しています。
ライオン曰く、カラスはカカシを怖がってなんかいない、笑ってるんだ。
こんなバカなものを作るこの畑の持ち主はいいやつだ、だからこの畑には手をつけないでやろうとカラスが思うんだ。
とライオンが言うと、マックスは何をバカなとあしらうわけです。
ひょうきんものライオンと、刑務所から出所したての乱暴者で人を信じないマックス。最後のマッチを分けてくれたライオンに恩義を感じたマックス。正反対の二人が珍道中の中でいつしか心を通わせると言う名作ロードムービーです。
※以下盛大なネタバレ※
最終的にはライオンは精神を病み病院に入ってしまいますが、俺は必ず戻ってくると言ってマックスは金を取りに故郷に帰る。そこで切符代が足りないマックスは、虎の子のドル札を靴のカカトからほじくり出してまで、往復の切符を買うわけです。マックスは必ず戻ってくるんだと観るものの心をうつ地味な名シーンで映画は締めくくります。
この映画、ことあるごとにカカシは美しいとかスケアクロウを俺たちの店の名前にしようとか言う割に、カカシそのものは映画には出てこない(違ってたら失礼)所も不思議なポイント。
さて、この映画が教えてくれたことは、カカシとライオンそしてバナナ、そしてジョンシルバーとの関係です。
どう言うことかというと、ライオンはカカシをこよなく愛し、美しいとまで言いますが、終盤で精神錯乱に陥ってしまいます。
その理由というのが、5年間放っていた妻(アニー)から、お腹の子は死んだわと告げられたからです(嘘です。元気に育っています)。
錯乱する直前、ライオンは子供たちの前で一人芝居をするのですが、そのキャラクターがロング・ジョン。
↑迫真のモノマネ
ロングジョンはイギリス児童小説『宝島』に出てくるジョン・シルバーという海賊のことで、片足ながら腕っ節のめっぽう強い益荒雄です。
片足です。きっとライオンは子供の頃から宝島をこよなく愛し、片足のシルバーを愛するあまり、一人毅然と畑に立つ一本足のカカシにも親近感を抱いたのでしょう。ロングジョンはいいやつだぞと子供達に言い聞かせ、マックスにはリトルジムを演じろというのです。
宝島原作映画のジョンシルバーは片足でこそあれ片目ではありませんが、劇中ではしきりに目を細め、ライオンも忠実に真似しています。ジョンシルバーをオマージュしたキャラクターやアニメ作品で描かれる姿も、眼帯をしていたり義眼を入れていたり、片目片足を強調するのです。ベトナム版久延毘古DOC CUOCをなぞっているのか、久延毘古と天目一箇神は同一人物であったのか?
そもそも海賊=隻腕かつ腕ないし脚を欠損しているというステロタイプも、宝島が由来と聞きます。
ロングジョン=カカシ=久延毘古
だとすると、一寸法師さながらのスクナヒコナがリトルジムとして描かれているのは全く筋が通っています。
ジョン=ヨハネ
ジム=ジェームス=ヤコブ
とすると、イエスキリストに「人をとる漁師になりなさい」と言われたゼベダイの子ヨハネとヤコブの漁師兄弟が新訳聖書版久延毘古かもしれません。
アルパチーノことライオンも5年間船乗りをしていて家族を放っていましたし。
ライオンという動物も百獣の王であることから、王の中の王イエスキリストになぞられる事も多く、歯磨きで有名なライオンの創業者もクリスチャンだったそうです。
久延毘古とジョンシルバーとの関係を補強する材料はまだありますが、それは後編にて言及します。
カカシと聖書の関係
カカシは日本よろしくアメリカでも役に立たないもの、ただ突っ立っているだけという扱いを受けがちです。
Why did the scarecrow get a promotion? He was outstanding in his field.
という有名なジョークの出展がアメリカかどうかは知りませんが
聖書に描かれるカカシもやはり役に立たないものの例として、キュウリ畑のカカシという言葉で表されます(エレミヤ10:5)
ものを言うこともできず、歩くこともできないから人に運んでもらわないとならない
異教徒が信じている偶像などそのようなものだと神は言うわけです。
しかし版によって、国によってはキュウリではなくメロン畑のカカシであったり、カカシですらなく椰子の木であったりするそうです。それもそのはずで、カカシという文化、概念そのものが無い国もありますし。
70人翻訳ギリシャ語聖書やヘブライ語聖書にはカカシのカの字も出てきませんが、外典であるエレミアの手紙ではキュウリ畑のベッド?と書かれているんだかいないんだか、私の拙い語学力では、いつからカカシと表現されるようになったのかは現在突き止められていません。
さて、韓国語版聖書も調べてみたところ中々面白いことがわかりました。日米韓の主流聖書を比較したサイトがありましたのでそれを見てみると
韓国の聖書にはキュウリ畑のカカシと表現している版はひとつもなく、唯一メロン(まくわうり)畑のカカシと訳された共同翻訳、他には田んぼに立てられたカカシ、そもそもカカシですらなく柱と訳しています。
反して日本の版では全てがキュウリ畑のカカシ。英語版もキングジェームスを除いてカカシが用いられています。
なぜ日本では判で押したようにキュウリ畑のカカシと訳されているのか?
日本古代史&民俗学的な解釈をしてみると、きゅうりは素戔嗚系の家紋に用いられる事が多いため、正統出雲がとにかく大嫌いな比叡山を始めとする日本の宗教界を操っている魑魅魍魎による差金でこうなったのではと私は考えます。
素戔嗚系の神紋として有名な織田木瓜について、正鵠を射ている解釈をされているサイトの表現を引用させてもらうと
織田信長もこの紋を使用し、「織田木瓜」とも呼ばれ、津島神社は信長の紋を拝領したとの説もあるが、織田氏の祖は越前織田の郷「剣神社」の神官であり、この社紋を使用したとの伝えもある。
(http://www1.clovernet.ne.jp/m_hotta/syamonn.html 津島神社のしるべ 様)
織田信長は暴君でも奸雄でも全くなく、熱田神宮の草薙剣を守るお役目の由緒ある家系だという話を信頼できる筋から聞いている私としては、「剣神社」とはまさにそのままで驚いてしまいました。
ほかにも静岡の山村では津島様を信奉している集落ではきゅうりを育ててはいけない(貰ったり買って食べるのは良い)というしきたりがあったりとか、カッパが大好きとか、お盆にも用いられていたり。多分に宗教的な意味合いのある野菜だと私は思います。ちなみに私の家紋も五瓜に三つ星ですから、スサノオ+住吉三神という珍しい組み合わせ?
きゅうり畑のカカシが無用の長物というのはつまり、カラスはキュウリなんか食わねぇ…
のではなく、カラス(八咫烏)は胡瓜(素戔嗚)を食べられないのではないか?
歴史的に素戔嗚系と遺恨がある八咫烏一族による意趣の形として、聖書の例えに用いたのではないか、というのは陰謀論的でしょうか。
少なくとも出雲系でありキリスト教先進国(いろんな意味で)の韓国では、まったく胡瓜畑のカカシという表現がされていない事は一考に値すると思います。
さて映画に話を戻して、ライオン、カカシとくると、オズの魔法使いです。やはりアメリカ作品ですね。
オズ、OZ=02=オニであることから、主人公の少女ドロシーは有角人であった日本の皇后を描いている事に疑いの余地はもうないでしょう。くてひこ神社から割と近くにモーゼパークがあり古墳があるのですが、特筆すべきは角のあるモーゼを看板に用いている点です。そことも繋がってくる話と言えます。
カカシは脳を、ブリキの木こりは心を、ライオンは勇気を手に入れる願いを叶えてもらうため、ドロシーとトトと共に魔法使いに助けを求めにエメラルドの都に向かう (wikiより)
ライオン、カカシ、トト(ドロシーの飼っている犬)。
とと=魚=キリストのモチーフとして繋がります。とにかく久延彦を追求していると、イエスキリストの姿がちらつくのですが…
ではブリキはというと、ブリキはスズ(錫)でコーティングした鉄板を指しますね。そもそも劇中ではTIN MAN(錫男)と呼ばれてるし。
スズは原子番号50、鈴、五十鈴川。ヒメタタライソスズヒメ媛蹈鞴五十鈴媛、まさにゴッドマザーの中でも特筆すべき初代皇后。すると、やはりその夫である神武天皇=イエスキリストとなるのでしょうか?
そしてOZ、02はワニとも読めますので、そこで出てくるのが熱川バナナワニ園です。
温泉が沸いて温暖な地域とはいえ、なぜ伊豆のあそこにあんなものを作ったのか?そのヒントがスケアクロウにあります。
大空のXXと少女神の暗号 – (神)日本の黒い霧(ご存じアニメ古代史研究家の方が解りやすく書いてくださっています。要復習だ!)
ライオンが五年ぶりに嫁の元に戻ると、そこでは嫁が再婚しており『バナナキング』という店を経営しています。
バナナ、つまり877。1000から123(天皇)を引いた数です。バナナの王。
天皇の裏数字を、ライオンの妻として表現する。これはもう、ライオン=キリスト=すめらみことであると暗に言っている以外ありません。
そして伊豆といえば三嶋大社が半島の付け根にありますし、昭和天皇も123便当日に下田の御用邸にいらっしゃいました(表向きは)。ゴッドマザーの家系〜〜天皇が婿入りする巫女家系〜〜にとって最大級に重要な地点なんです伊豆は。
以上、映画『スケアクロウ』の日本古代史的解釈を軸にお届けしましたが、わかる人がみれば笑ってしまうぐらいの謎解きのキーと、散りばめられた暗号に興味津々な映画なのですが、全く知らない今の人が見ると、正直どうなんだろう…
古いアメリカのダイナーとか、田舎の風景とか、洗車屋は地味だが儲かるぞという経済的社会背景と言った、古き良きアメリカが残っている時代の作品を見るのが好きな方にはお勧めできそうではありますが。
また細かいネタとしては、1985年公開のバックトゥザフューチャー内でも、事故で過去にタイムスリップしたマーティ乗るデロリアンが農家のカカシをぶち壊して納屋に突っ込んだり、1985年に発表されたSCARE CROWという楽曲が意味深であったり。
https://youtu.be/joNzRzZhR2Y?si=FP04syECooi50ElO
(john mellencamp ♪scare crow 公式YOUTUBE)
多分に日本の海軍閥の意向が強いアメリカのショービジネスに、カカシをこうしろああしろという指令が行っているのは間違いないのですが、そうかもしれんねぐらいに思っていただけたらこれ幸いと。
まだこじつけレベルの話では、スケアクロウでマックスは自分の靴を枕にする。それは映画の最後で金を隠していることがわかるのですが、とにかく虎の子の金が入った靴を大事にしています。そしてオズの魔法使いでは、ドロシーがルビーの靴を手に入れることで悪い魔女が手を出せなくなったり、オズの魔法使いに接見するチャンスを得たりと、何かの象徴として描かれていることが窺えます。
靴=脛巾。荒脛巾の系統とどう繋がってくるのかも研究を続けていきます。
次回 そおど、朝鮮、逃れの地