コリアウォッチVOL5。朝鮮三国時代に日本を見た!?中編。

 

 

前回からの続きになります↓

http://yoshikawahiko.hatenablog.com/entry/2019/11/04/175130

 

さて、今回の韓国も早や4日目。現在私がいるのは韓国南西部のチョンジュ市。

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三日で320キロほど走行。

"食は全州にあり"という言葉があるように、韓国の食文化をチョンジュが支えてきた理由は、ひとえに韓国随一の広さをほこる肥沃な湖南平野にあるでしょう。

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湖南平野

今日はというと弥勒寺址(ミルクサジ)という有名な寺跡に行くことに。

名前だけはよく聞くが、なんだかんだ行く機会が無かった。2015年に世界遺産にも指定されたことだし、名前も気になってレッツごー。

 

広大な湖南平野をひたはしる。

韓国南部は中央に小白山脈が南北に貫き、東を嶺南地方、西を湖南地方と呼びます。山がちな韓国で唯一と言ってよいほどの平野部が広がり、西海に面したクンサン(群山)は主にコメ等を植民地時代より日本へ輸出する集積地として栄え、イクサン(益山)市は有史以前より良質な宝石を産出し、韓国唯一の宝石博物館はなかなかの見応えで、かつて訪れました。

しかし湖南というぐらいだから大きな湖があるんじゃと思ったらそれらしいものは無い。

定説では、朝鮮実録や三国遺史に登場するビョッコルチェ碧骨堤がそれだとされるhttps://ko.wikipedia.org/wiki/벽골제(韓国語ウィキ)。

それだけ大きな湖がどうして今は無いのかというと、後述する学芸員の言によると、日本軍が埋めてしまい、河もつけかえたのだという。

半島の古墳つぶしは日本陸軍の重要マターであったし、まあかたの海を埋め立てるほどの日本の治水事業が韓国でも行われたという点では興味深い。また嶺南地方といえば日本では福井県だが、加羅から渡来したツヌガノアラシトを由来にもつ敦賀との関係は?興味がつきないところである。

 

 

イクサン市に入り、湖南平野のヘリまで到達、見えてきた山に何かアピールを感じる。

地図を見るとワングンリ(王宮里)やグンマミョン(金馬面)という地割を見てアレっと感じる。

貯水池もあることだし、馬韓ミュージアムとやらに行ってみる。

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馬韓とは三国時代以前、原三国時代と呼ばれる時代区分、現在の百済エリアを支配していたとされる連合国。新羅エリアは辰韓任那弁韓

 

なかなか大げさに整備された公園になっており、馬韓ミュージアムが山すそにそびえる。出迎えニャンコさんへの挨拶もそこそこに、館内へ入ると大きな絵が目をひく

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鹿の角をつけた中性的な指導者?から感じるイメージはシャーマンそのもの。

歴史からシャーマンの気配が消された韓国において、しかも歴史がメインテーマの博物館においては非常に異質な存在。絵について何の説明も無いのもまた。

金に馬とかいてグンマと読むこの地域、まさか群馬県の事を指しているのでは?本当の伊勢とは伊勢崎の事なのか???

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金馬郡はもともと馬韓国である。のちに朝鮮王箕準が衛満の難を逃れ海を越え韓の地に至り開国した。それが馬韓と言った

朝鮮史に明るい人なら興味深い記述である。箕準とは箕氏朝鮮の最後の王とされている人物であり、衛満は漢の劉邦の腹心である盧綰(ろわん)の部下である。

龍王本宮ひろ志著)を読んで育った私にとっても、あのロワンが謀反の疑いをかけられるなんて、しかもその眷属が朝鮮半島に流れ着くなんてドラマチックだなぁと、古朝鮮史を調べた時に思ったものだが…

 

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巨大甕棺…本当は巨人のコップかもね

 

どうも異国という気がしない出土品に囲まれ、キリがないので公園を散策してみる。次回時間がある時にゆっくり見よう。

 

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こういう卑猥なオブジェ(右側)がわりと抵抗なく展示されていたりする。リンガ的役割か?

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ストーリー仕立ての子供向けオブジェもあり、カオス。

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どこかの真似をしてカップルが錠前を付けるようにしつらえたものだが、一つも掛かってないのが悲壮感を倍増。来ねえよ!こんなとこにカップルが!!

 

丘の方に上って俯瞰してみると

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まだ整備途中のような。完成したからといって人が来るようにも思えないが

 

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十二支像で囲むタイプの封印。韓国ではわりとみかける

さらに上の方に行くと

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男女の像

百済のテーマパーク(?)らしく、百済王子と新羅の姫との恋を描いたソドンヨ(薯童謡)のストーリーを随所に盛り込んだオブジェ達がひしめく公園内は、たまにウォーキングをするオバサンが来る程度。

新羅=出雲、百済(高句麗とは同族)=天神、任那天孫(あめみま)

と考えると、出雲と天神の間で7世紀の頃に皇統の交代があったことを示唆しているようにも思える。

韓国の大河ドラマにもなったソドンヨは、大河ドラマ史上はじめて三国時代を描いたというのもあって、チェックしなきゃとは思うんですが冗長すぎて韓国ドラマは苦役。なにより成形大国なので女優の顔が区別できない&覚えられない。役作りの一環だとしたらたいした根性だが…

 

 

 

さて、メインターゲットである弥勒寺へ急ぐも、貯水池の反対側に張り巡らされていた金網が気になっていたのだが、どこからか威勢の良い音楽が聞こえる。なんだと思い敷地方向をみると、ペガサスのマーク。

そう、歴史に思いを馳せるのどかな村は、実は韓国陸軍特殊戦司令部、略して特戦司(トゥッチョンサ)隷下第7空挺旅団、天馬部隊の基地であったのだ。

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NAVERやKAKAOの地図だと緑色に塗りつぶされています。

特戦司といえば地獄の訓練で名高く、飲みの席で特戦司出身者と海兵隊出身者(韓国の海兵隊は独立しておらず海軍隷下)が出会えばまず喧嘩になると言われているほど仲が悪く荒っぽい連中といわれています。

虐殺の影には特戦司ありと見て問題なく、光州民主化運動やチリサンゲリラ掃討、済州島炙り出しといった虐殺の影には必ずというほど暗躍しており、実に朝鮮戦争を超える人数の犠牲者が戦後韓国人同士の手によって生み出されたとされていますが、本当に韓国人かどうかも疑わしいものだ。語学に長けた隊員は富士基地の外人部隊編入してますねこれは。

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こんなソーラーパネルも。九分九厘クロだな(^^;)

という事はこの下は間違いなく要塞化&貯水池はアレの冷却水ね…

 

くわばらくわばら、ということで、弥勒寺址到着(近い)。

 

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ものすごい既視感

ついてまず感じたのは、

あれ?大宰府!? 

でした。

だだっ広いスケール感といい、後ろの山といい、大宰府政庁跡ソックリではないか。

 

 

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宝物第236号弥勒寺址の幢竿支柱

復元された九層石塔と幢竿支柱 

 

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補修された仏舎利置石

 

見応えのある展示館をぐるっと見て回り、そろそろ出ようかという所で、妙齢の学芸員の方につかまり、いろいろと面白い話を聞く。やはり展示を見るだけではわからんものだ。

 

まず、 そもそもこの寺が建てられたのも先ほどのソドンヨの主人公である百済の武王、その王妃である沙宅王后が、(ソドンヨにおいて結ばれた善花公主ではないとされる)武王の長生を願い、仏舎利を安置し建立されたというもの。

建立されたのは639年。非常に覚えやすいね!!

その根拠となる発掘の歴史は浅く、2009年まで待つ事になる。

打ち捨てられた石塔が、一人さびしく、何百年も…

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1970年代。ヒュンダイ自動車が初めて生産した自動車、フォードコルチナ(ノックダウン生産)と


14世紀末に李氏朝鮮が半島を支配するまでの三国時代新羅→高麗の時代は仏教文化の時代である。

朝鮮王朝の支配下、仏教が排斥された時代にあっても民衆の崇敬を集め続けた弥勒寺は、 日本による朝鮮出兵以降、歴史からパタッと姿を消してしまう。

そして周知のとおり1910年に国権を日本に奪われ、1915年、忘れ去られたボロボロの石塔が日本政府の指示によりコンクリートで補修される。日本政府は仏舎利の存在を知っていて、目印のために保存したのか?

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この補修事業については韓国内でも評価が分かれるところだが、そもそも何故日本はこの塔を丁寧にも補修保存したのか。そして豊臣軍に蹂躙された湖南平野の民たちは、なぜ弥勒寺を再興しようとしなかったのか??

 

考えられる理由としては

①普通に、寺院建立の制限下にあったので再興が許されなかった。朝鮮政府も無視した。

②そもそもこの寺は仏教ではなく原始キリスト教の寺院であり、朝鮮出兵によりその多くが殺戮or日本に拉致され、事情を知るものが皆無となった(戦国時代の多くの戦闘は、原始キリスト教者の殺戮の隠れ蓑。堀川の戦いは古いキリスト者である井伊家の抹殺が目的)

③初めからここには無かった。1915年前後に日本のどこかから陸軍が転送した。

 

…月並みな発想しか出てこない自分が情けない。

しかしこの転送という説はあながち素っ頓狂なものでもなく、この寺院があったところにはかつて大きな池があったという。それを知命法師が神通力により山を削り池を埋め、その地に寺を建立したという伝説がある以上、事実は概ねそれを上回る真相があるのがいつものパターン💦。

神霊話やオカルト話が権力者によって蓋をされないのは、人の意識に残る必要があるため。人が事実だと認識して初めて、存在が確かなものになる。

 

この話も、前述のビョッコルチェが埋め立てられたという話もこの学芸員から聞いたものだが、かつてはビョッコルチェへと通じる川が弥勒寺周辺まで流れており、船で近くまでつけられたのだという。今は見る影もない。

この山といい伽藍といい、近くに御笠川まで流れていたらいよいよ大宰府ではないか。

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新羅と戦争ばっかりしていたのに、こんな立派な寺を作る余裕がどこに

 

仏舎利を入れていた舎利荘厳具はこのように石塔一階に安置されていたというのだが、

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レプリカ

石塔一階の中央には縦横75センチ、高さ1メートルの心柱石があり、穿たれた穴には舎利が安置された経緯を記した奉迎記とガラスの玉で満たされており、舎利入れはガラス玉にうもれていた(写真上)。

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舎利安置方式としては朝鮮では極めて珍しい

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国宝1991号、弥勒寺舎利荘厳具。

米粒大の仏舎利をまずガラスの瓶にいれ、それをガラス玉で満たした純金製の壺に入れる。それをさらにガラス玉で満たした金銅製の壺に入れ、ガラス玉と奉迎記とともに心柱石に安置するという非常にかしこまったもの。年代の特定は奉迎記に記された己亥年という表記を根拠とする。おや、偶然にも今年2019年も己亥年じゃないか!!

 

多分に、当時めずらしかったガラス(鉛ガラス)が使用されている点が興味を引く。寺の中にガラスの工房も発掘され、石塔周辺からもガラスの破片が多量に出土しており、その成分が福岡の宮地嶽古墳のものと成分が一致していることから、日本へも輸出していたのだろうと言われているが...

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英文ではDAMAJIDAKEという誤表記。フツー間違えないでしょうに

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勾玉も

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仏舎利の安置方式も法隆寺五重塔と類似するというし、ここにも日本の影が!

さらには武王が葬られたとされるイクサン市ワングン(王宮)里のサンルン(双陵)には、高野山コウヤマキ製の木棺が出たというから驚きである。

高野山に宮地嶽、偶然にしてはちょっとアレすぎる。

いくら腐食に強く優れているとはいえ、外国製の木材で王の棺を作るものだろうか??現在の国境意識では理解が難しくなる。

 

ちなみにワングンリの五重石塔から発掘された舎利入れは国宝123号に指定されている。

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韓国の国宝の指定には多分に何かしらの意図を感じる事を鑑みると...

国史マニアにも媚びを売っておこう。

元朝の最後の皇帝であるトゴン・テムールの第二皇后である奇皇后が、ここに縁があるという。

奇皇后の母方がグンマが故地だという事から、寵愛した元皇帝の命によりグンマ郡から益州へと昇格したらしい。

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奇皇后といえば、息子のアユルシリダラ朱元璋に大都を奪われたハーン。

いっぽうそのころ日本は南北朝時代の真っ最中。日本に騒乱が起きるとき、やけにアジアにも権力の交代がみられますねぇ。

 

元寇のイメージから、当時高麗は完全に元に蹂躙され日本征服の先兵にされたと思う方もいるかもしれないがそう単純ではなさそうだ。

記録によると当時の元では高麗の女性を娶る事が名家の条件であり、流行りの服装から、兵士まで高麗の詩歌をこぞって読んだと言われるほどの、いうなれば高麗版韓流ブームが14世紀中国に巻き起こっていたというhttp://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?art_id=201108102151235

(またもやイギファン氏の受け売り)。新羅とペルシアの王族間で婚姻関係が結ばれたりだとか、現在の地理感覚で歴史を見ていては、けっして真実は見えてきません。 

 

中国、イランにまで飛び火して収集がつかなくなってしまいました(;´∀`)

4日目はまだ昼食もとっておらず、半日だけでこのボリューム!!

 

金馬、群馬…天馬部隊がエネルギーにしているのは、どんな馬かな?

 

ソドンヨも奇皇后も韓国ドラマになっていますので、興味を持たれた方は見てみたらいかがでしょうか。

というか私は見る余裕ないので要点だけ教えてほしい(ワガママ)。

とりあえずこの辺で中編は切り上げ、蛇足の後編へと続きます🕺

http://yoshikawahiko.hatenablog.com/entry/2019/11/11/204439(後編)

 

コリアウォッチVOL.4。 朝鮮三国時代に日本を見た!? 前編。

前回の記事において、朝鮮三国時代は日本の歴史だとお伝えしました。

これは我々神様救助隊においては2年以上前から認知していたことですが、数々のフィールドワークを元に、各地に封印されていた神々、神霊からの言葉を審神者(さにわ)を通じて知りえた情報との整合性を加味し、間違いないと思える範囲でお伝えします。

神霊とかアホやろという方はお帰りください。

2019年6月、ベトナムから日本へ一時帰国した私は、所要あってプサンへとむかいました。

プサンへは某地方空港の駐車場から。空港でローマ字ナンバーを初めて見ました。

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上の三桁部分が、311でなく、よく見ると31H

**33を使いたい人がそれだけ多いという事ですね。どこの結社とは言わんが

 

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☆GAMAGORI☆のみかんが3800円...

牧之原台地を埋め尽くす茶畑の理由を知ってしまうと、蒲郡のミカンも怖くなってきた。

 

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いくらコードシェアとはいえ、機内食だって出る。大韓航空の意地である。しかしフライトはあっという間。体感としては静岡⇔福岡のほうが遠く感じる

 

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運行母体はエアプサン(子会社)←訂正、エアプサンアシアナ航空の子会社でした

 

 

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離陸して一時間弱、それまでずっと曇りがちだった空が、日韓のちょうど間の海域できれいに晴れる。

 

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それから15分後ほど飛行し、韓国の領海に入ったあたりから視界が急に曇りだす。

 

高度も下がり始め、さらに視界が悪くなる。PM2.5は意図的に地上から撒かれていると聞いてはいたが、こういうことか。

中国由来が主だとしたら、どうして偏西風で拡散せず、韓国上空に停滞し続けるというのだろうか。

 

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LNG船を発見。 こんなのも中身はガスどころかでっかいレーダーが入った情報収集船だったり、何やら怪しい石が積まれていたりしますからね。

 

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アバンテ

空港でレンタカーを借り、日本から持参したウォータータンク等を積み込み、何はなくとも出発。

まずどこへ行こうかと思い、日もそろそろ暮れるし、なぜか今まで行ったことも無いしということで、近場の蔚山(ウルサン)に宿をとることにして高速道路を降りました。

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プサンから北へ50キロほど

韓国は一般幹線道路もよく整備されており、車線も広く、制限速度も70から90キロまで出せるところもあり、もともとのんびり運転して 色々と見るのが好きな私には充分。

それに比べて日本は…(以下愚痴合戦)

とてもじゃないが一般道路で遠距離なんてと思わせるような道路の作りをしておいて、高速道路の料金だけは世界最高。

いまや諸物価、給料も日本に並んだ韓国ですら、高速料金は四分の一ほど。

いわゆるETCにあたるノンストップトールゲートシステムもユーザーフレンドリーに作られており、そもそも前をふさぐバーがありません。

うっかりカードを入れ忘れたり、現金が無いけど高速に乗りたいという場合でも、etcゲートをスルーすれば通過時にナンバーが記録されているので、あとから道路公社に振り込む、または料金所で支払えば良いという具合です。

日本はというと、うっかりカードを入れ忘れたまま突進し、バーを破損しようものならウン万円の弁償。しっかりカードを入れ、ETCの作動を確認したにも関わらず、料金所側の不具合でバーが開かない事も(経験アリ。しかも高速道路を降りるときに。職員にわけのわからない説明をされましたが、ともかくこちらに落ち度は無かった)。

その度に、後続車との事故という危険が常につきまとう不完全なシステムのまま民営化を続けている道路公団さんの殿様経営には頭がさがりますね。無駄なトンネル、意味不明な切通し、不自然な位置のサービスエリア、謎のカーブ...神殺しをつづけた返し矢、甘んじて受けてくださいね。

 

また、ナンバーも、かつての地名が記されたタイプは廃止され欧州規格の細長い形になりました。

このほうが絶対にカッコいいし、そもそもナンバーに地名を書くなんて地域差別につながる。

車全体にかかる維持費も世界一だし、いつまで前時代な制度運用をしているのか、日本は…

地名ナンバーに至っては、結社の監視や衆目の意識を引くために絶対に廃止しないと思いますが。東北の田舎で浜松ナンバーだと、高確率で警察(だいたい偽公安)にからまれます。ほっとけっちゅーの!!!

韓国の幹線道路を走っていて気づくのは、日本ではアホほどみかけるコンビニが、ほとんど無いのです。

コーヒー飲みたいな、と思っても、ロードサイドにあるのはガソリンスタンドと、併設された個人食堂、たまに個人商店ぐらい。コンビニや自販機も各結社の監視拠点及び過給電防止装置ですからね。

ようやくみつけたコンビニでコーヒー、軽食、水を買う。

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雨も降り視界の悪いなか、荒い韓国の運転に警戒しつつもウルサン到着。

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なかなか近代的に見える

 

翌日。

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ホテル外観

 

初ウルサンということで、夜中にチェックインして翌朝チェックアウトではチトせわしないので2泊しました。

夜中の3時に目が覚め、テレビをぼんやり眺める。

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飯塚中ホール

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ヤマグチ

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日本 境港 熱情(情熱)コンサート



なぜか飯塚&山口&境港で演歌ショー(;´・ω・)

いくら船で行けるとはいえ、飯塚はどうなんだろう…確かに博多や下関(こっちは特に)は慢性的なホテル不足とはいえ。

 

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日本代表観光都市 山口

そうだったのか… 長州の歴史は日本の(以下略

 

 

 

車の少ない早朝をドライブしようと思い、4時半ごろに駐車場へ向かうと...

またやってしまいました。

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どばぁ。

トランクを通じて、車内全体から甘味処のかほりが、、、

おなじみ浄化用の乳酸菌ですが、黒糖はコストがかかるので、ボカシ用の糖蜜(一斗で5000円)と砂糖、酢、塩、その他諸々を入れて発酵させていたボトルが、締めが緩かったのか大量に染み出していました(-_-;)

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濃厚

まぁよい。タワー型駐車場もしっかり浄化だ。豆かんが食べたくなるけど、そこは我慢だ。

 

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ウルサンの一等地、ロッテ百貨店を前にしてトランクを洗う。

といっても水をかけるだけ。薄めればこびりつきはしないだろう...

しかし水をかけるとすぐにスルっと下に流れる。海に落ちたらすぐ沈むな(気密性激低)。

観覧車は基本的に呪詛装置です。回転方向と回転面が向いている方向から、ターゲットがおおよそつかめます。

 

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ハクソン(鶴城)公園。※前々回の記事参照

衛星写真と標高線から、帆立貝型古墳に見えたが、前方後円墳の方墳部分を潰して道路にしたのだろう。

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同じ通りにSGIウルサン本部が。立派だなぁ

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位置関係はこんなかんじ

テファガン(太和江)というと、グーグルマップでヤマトガワと表記されて話題になってました。じつは神奈川県だったりして。

 

車を置いて朝食をとり、果物の卸市場をブラブラ

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果物の安さにワクワク。というか日本が高すぎるんじゃ!

市場ねこ

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ロッテの観覧車に隣接したバスターミナル。

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韓国では…というか、ふつうの国なら広域移動はバスが基本です。鉄道は不便だし、そもそも線路、踏切、駅舎...施設維持に莫大な金がかかる。呪詛装置として利用したい日本だからこそ、網の目のような鉄道網で、どこにいくにも電車がそれなりに便利なんです。私は嫌いですが

JR北海道なんて、維持する理由が全くありません。せっかく公共の移動経路である車道があるんだから、バスを運行すれば絶対に今よりは採算が見込めるのに、廃止しないのは前述の理由のためです。黒字化は厳しいでしょうが...

そもそも人間が住んだり、開拓してはいけない場所ではないのか?

 

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ロッテ百貨店

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入口右側、いかにも目!!!趣味の悪いモニュメント。

 

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エンジェリナスコーヒーでおやつ

angel-in-us 韓国は天使の国だからなぁ。

 

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屋上で一服。女性職員が何をするでもなくあからさまに監視にくる。エレベーターでデパ地下までついてくる始末。

 

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ホテルもあります。

韓国が初めての人だったら、ここがミョンドンだよと言えば信じるかも。無理か

でもそれぐらいに、思いのほかにぎわっている

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ウルサンの原宿。雰囲気的にはプサンのナンポドンに近い。

一応町の匂いというか、系統があるのを感じる。

 

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定礎が獅子??珍しいと思い審神者してもらうと、なぜかアザラシ🐬の魂が封印されていたようで(;'∀')

定礎はコンクリート固めの呪詛だそうです。これをしないとビルがすぐに崩れる。だからってアザラシ。なんでもアリか!もしくは元人間か

 

 

翌朝。やはり車の少ない時間、それでいて明るい早朝が神様仕事のゴールデンタイムと勝手に思っている私は、暗いうちから出発。

造船所エリアを超え、大王岩公園へ。

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後に爆発事故が起こる埠頭エリアを抜ける。

 

 

九月二十八日



到着

 

ドラゴン

灯台

 

 

これでもかと岩です。

 

おそらくこれぐらいの規模で一つの岩船で、

ここがその司令部というか、コアなのではないかという仮定。

 

ハクビシンではナイ

大王岩のニャンコーず。

 

ホテルへと戻り、朝食後チェックアウト。一路北へ

ウルサン空港。ほとんどビジネスユースじゃないだろうか、自動車会社の

閑散

UFO発着地点を暗示


いかにも地方空港という感じ。

小さいけどビジネスラウンジも。

解放感

情報抜き取るためかもね

モバイルバッテリー無料レンタルは旅行客にはなかなか良サービス? 

 

さて、次はあの古墳だ。日本海側へ向かおう。

岩船(仮)をぶち抜くトンネル。

 

 

海沿いに出ました。日本海です。

またこの辺が個人的に気になっているエリアで、海の真ん中に新羅の王様の墓があり、そう離れていないところに原子力発電所があるのです。

文武大王(ムンムデワン) 新羅第30代王。性は金。名前は法敏(ボンミン)。生年不詳~681 在位661~681

唐と組んで倭ー百済連合軍を白村江の戦いにて破り、高句麗を滅亡させたのち、唐も半島から退け、朝鮮半島を初めて統一した王。

死後は日本海に浮かぶ大王巖にて龍となり、2度と倭人にこの地を踏ませぬと遺言を残したとか...

うーむ。倭をそこまで警戒する必然性を感じませんが、事実のように韓国人には認識されています。よほど地続きの唐のほうが、(定説通りなら)兵力的にも技術的にも手ごわいような。

これ…ホントに墓か??

 

ウォルソン(月城)原発




 

 

車は一路、慶州キョンジュ市内へ。

半島を初めて統一し、400年に渡り燦爛たる仏教文化を育んだ新羅の王都であったここは外国人からも人気が高く、韓国のkyotoだと名高い。

ただ私からすると、けばけばしい寺や神社がひしめき、アジア人が所かまわず自撮りし、どうだスッゲエだろ~とドヤ顔の京都をイメージすると期待が外れるかもしれない。

ポコンポコンと古墳が点在し、寺や祠堂も離れてヒッソリとたたずんでおり、天気の良い日に自転車でのんびり回りたいと思わせてくれるようなのどかさは、まだ奈良の雰囲気に近い。

慶州といえば仏国寺、石窟庵が有名だが、過去に行ったのでスルーし、通りがけだがこれまた有名な五陵(オルン)に行ってみることに。

五陵 史跡172号。

新羅の始祖、赫居世(ヒョッコセ)達の墓だとされている。

審神者によると、やはり当時生きていた人間ごと日本からここへ転送されたらしい。実行したのは熊襲の一派の様子※後述しますが、出雲、熊襲も元は大国主の血をひいた正統な神の系譜。いちはやく人食いさんたちに乗っ取られた存在。

朝鮮半島、少なくとも南部エリアは日本だったという事はつかんでいましたが、後に群馬ミッションを通じて、北関東は日高見国(ひだかみこく)であり、神武天皇以前の日本並びに世界の中心地だったことが明らかになります。この時点で当時の日本の背景、何故高麗神社が埼玉にあり、日韓の政財界の大物、更には皇族まで訪れるのか、おぼろげながら見えてきました。

 

 

慶州を離れまっすぐ西へ。腹もペコちゃんなので何か入れてこうと

国道沿いの中華料理店で、ジャージャー麺と酢豚の昼食。韓国に来たらまず食べたい一品。

この店はうまかった。

 

 

国道をひた走り、キョンサン道とチュンチョン道の境にある秋風嶺(チュプンニョン)に到着。

国鉄 秋風嶺駅

半島南部を東西に分けるソベク山脈の要衝であり、朝鮮出兵時には黒田長政の戦場になったとか。

 

分水界でもあるので、貯水池と小川の二カ所に乳酸菌を投入。

これで韓国4大河川のうちの二つ、クムガンとナクトンガンを上流からトレイルしたことになる。という事にしておこう。

チュプンニョンを超えたらもうここは百済のエリア。

 

絶景かな

途中ヨンダム龍潭湖を通る。ダムの総貯水量は8億1500万トン、なんと日本一の貯水量を誇る岐阜県揖斐川徳山ダム(6億6千万t)を上回る。それでも貯水量で見ると韓国内では五位に留まる。そんだけダムあってなんでちょくちょく渇水に見舞われるんだ。

 

今日はチョンジュ(全州)に宿をとった。ビビンバ発祥の地で有名。古い街であり後百済の都だった時代もあったとか。

韓国風の宿…

宿はツーリストエリアにあり、10年前に来た時はこんなの無かっただろ!という韓国伝統(新築)家屋の街並みがあり、にわか韓国ファンや外国人には楽しめそう。

 

 

翌日、チェックアウトし、チョンジュのみどころ豊南門(プンナンムン)へ。

ロータリーの農協で円をウォンに両替し、ついでにブラっと見て回る。

農協がヤクザだというのは韓国も日本も一緒のようだ

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左の建物は殿洞聖堂。韓国一美しい西洋建築だとも。

 

韓国は中国のように都市の周りを城郭で囲い、ソウルの有名な東大門や南大門はその入口のこと。豊南門はチョンジュの南大門であったが、慶長の役の際に破壊され、ここから日本軍が入場したとされる。

 

以上、キリのよいところで一区切り。

次回はついにクライマックス!

群馬と百済の意外な接点!? 乞うご期待!!!

http://yoshikawahiko.hatenablog.com/entry/2019/11/08/011840(中編)

陰謀論詐欺にご注意 ~ピヨピヨ同級生との思いで。潜水艦こぼれ話もあるでよ~

久しぶりのスピリチャル9条さんの記事を見て思った事をひとつふたつ。

boosuka-asuka.hatenablog.com

 

記事冒頭にある、ピヨピヨ組織員(結社員、集団ストーカー等)の定義の一つに

・一つの並行世界が終末を迎える時、「ノアの方舟」もしくは「UFO」。はたまた「磐船」。あるいは「タイムマシン」。それらに乗り込んで、次の新たなる世界へ到る「チケット」を「闇の支配者」からもらっていると信ずる者たち。

 

↑という記述がありましたが、私がこの活動に合流して間もないころ、中学時代の旧友(以下A君)からそれらしき話を聞いたことがあります。

それというのも、なんと2020年問題によって地球は隕石等により滅びる、しかし、ごく限られた、選ばれた存在はそれから守られるシールドに入れてもらえるというもの。

そのシールドに入れてもらうためには、相応の社会的信用、そして一定の金銭が要求されるとか...

 

陰謀論関連やキラキラ系スピリチャル論(光の銀河なんちゃらが助けてくれる(苦笑)とか天界が(溜息)とか)に全く興味がなかったはずのA君も、とあるネットワークビジネスの大物と知り合い、その大物が名古屋に住んでいる天皇から直接会って聞いた話だという事もあって、かなり信ぴょう性があると本人は思っているようでした。

 

私がその話を聞いたのが2017年。まだ黒幕が徳川家だと思っていたお気楽な私は、名古屋という点でなるほどとは思いましたが...名古屋のご隠居でないのなら、男女7人に当然入らないドペーペーだったという事でしょう。しかもマルチ商法でちょっと金を儲けたような下賤が会える、そんな気軽に会える裏天皇ってなんだよ(-_-;)

 

そんなエピソード以外にもA君は、(おそらく)ピヨピヨ同級生に監視されている状況のようで、私もちょくちょく付きまといされていました。そんなピヨピヨ同級生を整理してみると

A君:監視を受けている(演技でなければ)。イケメン、高身長、チャラ男。消防職員のためヒマを持て余し、前述のネットワークビジネスやらウマい話によく騙される

 

X君:ピヨピヨグループリーダー格?。イケメン、頭脳明晰、子供のころは昆虫博士だったタイプ。中学(たしか)のころから放射線の専門家になると豪語していて、沼津高専→名大編入中部電力浜岡原発職員という、筋金入り。中学時代はもっぱらビートルズトークで盛り上がった。

Y君:ピヨピヨメンバー(暫定)。イケメン、童顔、風間俊介を垢抜けさせたような顔立ち。やたら飄々としており、パチスロで負けることは無い。私とY君とは小学校低学年からの友人で、学童保育にてお人形あそび(女子か!!)をよくやった思ひで。

Z君:ピヨピヨメンバー(高確率)。イケメン、高身長、親が経営者。中学時代それほど仲が良いわけではなかったが、大学でまさかの再会。以後、大学の下宿にちょくちょく来るようになったりした。ギャンブラー。韓国の競馬場に連れて行った折、牡馬と牝馬だけハングルを教えてやったら、それで下馬評を読み解いて勝っちゃう人。カジノでもプラスをおさめ、むしろ儲けて日本に帰った。彼曰く、韓国の競馬は簡単。らしい

 

彼らは全員中学時代に同じ部活であったので仲が良い。私は部活もやらず、当時はグループではなかったが、Z君と大学で再開したのを契機にマージャンの面子として定期的に会うようになったのでした。

 

彼らがピヨピヨである傍証は錯雑になってしまうので省略するとして、ほぼ共通しているのはギャンブルに負けないという点。

 

これは私の考察ですが、スピリチャル9条さんがかつてパチンコ競馬は結社員の動体視力養成のため等と仰っていましたが、そもそもギャンブルというのは、結社員でなければ勝てないようにできているのではないか?ということ。

 

経営者が勝たせてるとか顔認証がといった些末なレベルでなく、悪の総大将が擁する古代AI、ヒギンズによる計算のもと、悪に身を置くもの、または世を救う力のある能力者を堕落、篭絡させるために、それらだけが勝つように確立がすべて仕組まれているのではと私は考えています。宝くじも同様。結社員だけが当選するように、もしくはそもそも高額当選クジは弾かれていると見るのが妥当です。封印用のモニュメントの常連が宝くじ協会、ライオンズ、ロータリークラブ等であるのがその証拠(?💦)

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こちらは静岡磐田の竜洋海洋公園にある宝クジ協会によるモニュメント。見る人が見ると非常に気持ち悪いものがあるという。

 

普通に考えれば、あれだけ馬鹿でかい建物を建て、毎週のように新台入れ替えだ芸能人を呼んでイベントだと景気の良さそうなパチンコ、素人がなけなしの金で挑戦して勝てるはずがないだろうに常に車で一杯。ボコボコリニューアルしたり、どんな田舎に行っても存在しています。韓国で知り合った在日のパチンコ屋御曹司の知人から聞いたところ、現在のパチンコ屋の多くは民団系の経営者か日本人に変わっているとききますが、かつては北朝鮮にワンクッションをおいて金の流れを不透明にしていました。元祖マフィア、ピヨピヨの巣窟である警察との癒着、政治家との蜜月を放置する、不思議の国ニポン。

 

能力者を堕落させるためにあると思ったのも、九州のパチンコ屋の規模が桁違いに大きいのも一役買っています。

九州の幹線道路を走っていて、なにか大きい建物があるなとおもったら、それは大体パチンコ屋です。それかホテルAZ。

パチンコだらけ、喫茶店もない、文化がない、九州人ってアホなんか!?と若いころには思いましたが、そんなことは全くありません。日本人に、とくに九州の人には霊的に目覚めて欲しくないがためという意図が透けてみえます。

 

 

さて、神様救助隊の活動を始めてからトンとグループからマージャンや飲みの誘いが無くなりました。みんな所帯をもったりで忙しいんだなぁ~、俺も山口行ったりベトナム行ったりで所在がつかめんだろうし、わざわざこっちから呼びかけるほどでもないし。と思っていた頃、A君から結婚式の誘いが来ました。

結婚式が、というよりご祝儀で値踏みをされるのが大大大嫌いな私は、会費制だという事で参加を表明。ついでに、当時ホットだった話題を久しぶりに会った原発職員のX君に振ってみました。

 

 

〜浜松、佐鳴湖近くの結婚式場にて〜

私「あれX君はまだ浜岡に勤務してるの?停止しているはずなのに何してるん」

X「今はね、全く新しい試みで新しい○○をxx~」

なんだか的を射ない返事だ。つづいて

 

私「そういや、何年か前に若狭に出向してるって聞いたけど」

X「行ってないよ?ずっと浜岡。うちでは基本的によそにはいかないね。それか海外にいっちゃうか、どっちか」

私「へー、じゃぁウエスティングハウスとか行っちゃうんだ?」

X(感心した様子で)「さすが、よく知ってるね。うちはGEなんだ。」

私「へぇ、中電はGE系か…」

 

そして極右核武装主義者のX君にさらにつづけて

 

私「核兵器、あるじゃん」

X「あるね」

私「あれさ...無理くね???コンマ000000何秒のタイミングで、同時に何十方向から照射するってさ、いまでも難しい技術だろうに、当時の技術でそれを空中投下って」

X「あれね、たしかに爆縮型は難しい。今でも難しい。でもガンバレル式ならあるていど単純だから○○~~…」

 

今でも難しいものを、当時一回の実験で成功させて実戦投入、空中炸裂か、すげぇなアメリカ!!

 

そして、現代社会の根幹に根差す稀代のフィクション、電気の長距離送電についても華麗に教科書のような理論で滾々と説明してくれました。

 

 

…しかし、これらの私の質問は、普通の人間だったらマズ!しない質問であり、常識とされていることのはず。

X君が普通の人間で、普通の家庭に育って勉強を頑張って沼津高専、名大、浜岡原発とサクセスしていったのだとしたら、そんな常識を、現代社会の根底を否定するような事をいきなり聞き出したら、普通は面食らうなり、何を言っているんだ?という態度、気配を見せるはずです。

しかし彼には微塵もそれが無かった。

まるで答えを用意していたように、見事な会話のキャッチボールができてしまったのです💦

普段からこんな事を根掘り葉掘り聞き返してくるアマノジャクが身近にいて慣れっこなのか、はたまた。

 

用意…していたかもしれませんね(^^;)

爆縮型は今でも難しい、というのが彼なりのメッセージでは?とは日月土氏いわく。

 

 

もうね、素直になればいいじゃない。電気は地下からきていましたー。

核は海底で輸送していましたーと。

blog.goo.ne.jp

 

↑世界の電力を賄う日本の闇核ネットワーク。

それを支えているのが、何を隠そう海上自衛隊の潜水艦乗りです。

私がかつて在籍していた基礎情報支援隊の情報員は、頻繁な潜水艦乗り組み勤務があるにも関わらず、情報業務群隷下の中で唯一、わざわざ東京防衛省に部隊を配置しています。その他のEIC(電子情報支援隊)OIC(作戦情報支援隊)、司令部であるFIC(情報業務群)も横須賀の船越地域にあるのに、、、

潜水艦のある米軍ベース近くに移転せず、いつまでも東京にいるのは、内閣衛星センターがあるためか?という推測をされてしまってもしかたない。なにせ頻繁に出入りしてましたから(^◇^;)。私のようなペーペーに知られるとはこれ迂闊でしたね。(海自の潜水艦は米軍基地内にあります。さすが、在日米軍自衛隊の別動隊と呼ばれるだけある)

阿久根の内閣衛星センターは、一大核輸出基地である鹿児島近海の潜水艦管制という事実、知ってしまうと知覧への隊員の往来や人事の流れがすごくしっくりきてしまう💦

 

 

一か月、長いと40日にも及ぶ航海中(そもそも40日潜水できるってどういうエコエンジンですかね💦燃料よりも食料が先に底をつくそうです)、真水の供給が制限されるのでシャワーは二、三日に一回、洗濯物は着替えを日数分持っていくということで、乗り組みに向かう先輩らの荷物はそれはもう、でした。

深海は真水なのに...と思っていたけど、そうか!深海まで行く暇がないほどひっきりなしに輸送潜水艇が往来して、海上の船舶や暗礁にぶつからないように水面ギリギリで水先案内をしていたからか!と納得と同時に、なんというかごくろうさまです。

 

ちなみに潜水艦情報員は中国語ロシア語朝鮮語と要員が居りますが、初めから情報職種で語学員になったというケースばかりでなく、航空学生リタイアや、航空管制官、水測員(ソナーで海中の音を聞き、魚雷や鯨やらの存在を探知する、いわば水中の目)といった職種から転科してきた人も相当数含まれています。

やはり共通するのは、魚雷や掃海といったお遊び職種でなく、機転が要される、いざとなれば危機が及ぶ状況下で適切に聴取し、正しい判断を行えるかという素養が必要になる職種ばかりです。航空管制官はいわずもがな、航空学生も飛行機に命を預けて何度もフライトをしたはずですし、視界の利かない海中では、音こそが目です。ソーナーマンの素養は決して無駄ではないはず。そうした素質のある者を集め、1年の基礎語学研修、さらに1年ひたすらヘッドホンで音を聞かせるという税金の無駄使いをして、やっている事は闇産業のオテツダイ…

 

 

そんな別働隊(裏自衛隊)さながらの彼らですが、生活は一見すると慎ましいもの。出張だらけで年次休暇どころか代休も消化できず…

一般の潜水艦乗組員なら上陸すれば個室が与えられて次の航海までノンビリできるところを、情報員達は東京の部隊にデータを持ち帰って分析やら何やらせにゃならん、非常に多忙かつ非人間的な、ワークライフバランスもあったもんじゃねぇ生活を送っていました。職場の雰囲気も、情報業界には珍しく体育会系の様子で、下っ端は7時前には職場に出ていました。さらに鬼曹長が営内者ときたもんですから、アフターファイブまでも若手隊員を仕切っているのが拍車をかける。馬鹿みたいに朝から声出して体操してるし(海幕勤務時は体操も巡検も無くてラクだった)、潜水艦は乗ってみたいけど3科だけは行きたくネェー…と思った当時の私、グッジョブ?

 

やっている仕事内容も反社会的そのもの、口外すれば死という業務のうえに、安い給料でこき使い、たまの外出にも常に身分証の紛失というリスク、自衛官というプレッシャーを伴い、どこか安心できない日々を過ごすあわれな先輩後輩達よ、迷うことはありません。退職してシャバの人間になりましょう。かならずや大神さまの庇護があります。

かように特級の機密をベラベラしゃべっていても無事にヘラヘラ生きている私がいるではありませんか。

 

しかし、前述のように、ギャンブルやウマい話というのはありません(^^;)

 

それでも、生きていくのに十分な生活費というのは何となく何とかなってしまいます。私のように経済力、甲斐性の無い人間でも、どういうわけか国連やら皇室といった夢のひろがる(??)仕事をしたり、海外に住んだり、何となく何とかなってしまうものです。

 

自分に素直に、人に正直に、あなたが本来もっていた、草木をいつくしむ心、自然を美しいと思う心、死にゆく命を憐れむ心、それをわすれなければ、この魂を受け入れる器をこさえてくださった天にまします神は、かならずや守ってくださります。

なにやら宗教臭くなった!!

 

とにかく、可能な限り大地とともにあること、これを意識することが幸福への道だと、私は悟りました。

東京にいた頃はいくら金があっても、友達がいても満ち足りなかったのが、土をいじるようになってからはどうだ。それらが無くともまったく満ち足りて平穏で、むしろ人間関係、金というのは足枷でしかない事に気付きました。

 

炭焼きの画期的な方法を編み出したぞ🌳とか

猫が気持ちよさそうに寝てるなぁ🐈 だの

イチジクが豊作だなぁ🍐…

 

そんな小さなこと、当たり前のような事が最も尊く、かつ神が我々に与えてくれた原初からの恵みであるはずです。

 

 

金を儲け、人を支配し、尊敬され、全てを手にする、自分だけは助かりたい…そんな際限の無い欲望を追うのも結構。

しかし、その先にあるのは魂の消滅しかありませんよ!!

 

此の期におよんでピヨピヨ結社員に属しながら、無事に2020年の8月13日が訪れるとしたら、オールオアナッシング、自分も許されるだろう…そんな中途半端なピヨちゃんは

 

 

 

 

あまーい!

 

 

自分は正義だ、私こそが真の天皇の血統だ、悪は滅びよ、正義の私を讃えよ

 

そんなピヨ予備軍、いや自分を正義と信じている分、尚更タチの悪い方達も…っ!!

 

 

 

うーん…

 

 

 

 

流石にもう手遅れかもね😅

 

 

 

 

 

ベトナムにて記す。1.11.2019

 

宮崎へ~コリアウォッチ番外編、日本からみる朝鮮三国時代~

韓国がGSOMIAを脱退したということで、軍事のぐの字もしらないコメンテーター達がテレビを賑やかしております今日この頃ですが。

日本と韓国朝鮮とのすれ違いは数千年前から遡るとされ、藤原氏の家祖は百済人の豊鐘であり、その頃からまるで藤の蔓のように天皇家朝鮮人が巣くっている、などという何十年前から言ってんだという陰謀論が最近になって某掲示板で火が付いたりと、やれやれという感じです。

 

 

そもそも情報の共有って…してないでしょ

情報員としての経験から、自衛隊の陸海空ですら情報の共有、統合運用なんてうそっぱちなのに、多国間で情報の共有など行われるはずがないんです。ゆえに日本に情報を吸い上げられるだけ、監視されるだけの韓国としては、これ以上つきあう必要はないというのは至極まっとうな帰結です。

海幕情報課時代に地下四階の当直に立っていたとき、海保からファックスが来ることはあれ、他幕(陸、空)との連絡は皆無であり、海自内の部隊においてもカラーの違いを漠然と感じていました。今になって思えばあれは海自内部の監視の為にあげさせていたんだという報告をしていたのが思い当たります。

海自の中ですら一枚岩ではなく、陸自なんかはもっとカオスな状況です。噂ですが、創価学会閥と立正佼成会閥の対立もあるとか(-_-;)

大きな企業や組織に属した経験の無い方は、ロシアはこうだアメリカはこうだ、何かも知らないのにCIAがーとかQanonがー天皇家がーとか一括りですが、組織というものがそんな簡単な訳がないんですね。

さすがに統合情報部や分析部で勤務した経験はないため、中枢の中枢では緊密な情報交換が行われているのかもしれません、あくまでも私の経験からくる考察ですので経験者の方はご指摘よろしくお願いします(^▽^)/

 

 

 

 

 

 

さて、あの8月12日を宮崎にて迎えました。

そこで韓国語に長けた方には是非オススメしたいポッドキャストがありますのでご紹介します。すこし古いものですが

http://m.podbbang.com/ch/episode/8383?e=21952836

경향신문-이기환의-흔적의-역사 (itunesでも購読可能です)

京郷新聞 イ・ギファンの痕跡の歴史 第78回 地震に揺れる熊本に秘められた朝鮮の歴史

考古学担当の新聞記者であるイ・ギファン氏は、記者というフィールドを活かし徹底した現地調査と確実な証拠を基に朝鮮半島の輝かしい歴史をロマンティックな考察を交えつつ展開します。静かな語り口と素朴な人柄でつい聞き入ってしまう魅力のある方で、現在は250回を超すポッドキャストとしては長寿を記録しており武田鉄矢の三枚おろし、ひげ千夜一夜を超えるたのしみコンテンツです。私にとっては。

 

内容を要約すると、

 

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2016年の地震で崩れた熊本城、おりしもその時沖縄に来ていたギファン氏には地震の影響は無く、家族からは心配されるがその縁があって熊本城にフォーカスをあてる。熊本城は韓国にとっても無関係では無いという導入からスタート、熊本には古くから百済人が住み、玉名の船山古墳には百済様式の金銅製の冠や沓が多数出土し、百済のかつての都である現在の公州、かつての熊津(現代漢字読みではウンジン、百済語ではコマナルと読んだとされる)との地名上の痕跡も鑑み、熊本は百済の行政地区の一つだったという説もあると紹介。熊本のお隣の宮崎県には禎嘉王(ていかおう)정가왕という百済亡命貴族が今も祀られるいわゆる百済村があり(美郷町南郷神門ミカド村)、旧暦師走に行われるお祭りも参加したとか。

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ミカド村に寄贈された百済様式の金銅製香炉。送り主は元KCIA長官の金鐘泌キムジョンピルさん。あの人か…というかんじ。

 

百済の気風を感じる宮崎県に訪れる韓国人達の旅行荷物に山と積まれたゴルフバッグに少しがっかりしつつも、体感距離としては空港から2時間とは思えないというほどの山道を延々と進んだ先のど田舎で、半島を逃れた王子は何を思ったのかとロマンを抱かせられる。

一説には、百済ラストエンペラー義慈王(ウィジャワン)の王子であり日本に留学に来ていた扶余豊璋(正確には百済復興軍を率いるために百済に戻り豊王として即位したため、こちらが最後の王とも)のひ孫にあたるという説もあるとか。

そして熊本城といえば、築城したのは加藤清正※。

朝鮮語読みでは가등청정ガドゥンチョンジョンとして悪名高く、にっくき朝鮮侵略豊臣軍の急先鋒として韓国の歴史教育には必ず登場するそうです。

加藤清正朝鮮半島にも数十の城を作るほどの築城の達人であり、今でも倭城(日本式城塞)が残っているほどですが、その加藤清正が辛酸を舐めたのが蔚山城防衛戦だった。

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※現在は蔚山市内ロッテ百貨店から北へ2㎞弱、川を渡ったところに鶴城(ハクソン)公園として整備されています。特大帆立貝型古墳かな?と思って撮影。清正築城とはつゆしらず!!

難航不落の蔚山城へ、加藤軍の補給路を絶った朝鮮と中国・明の連合軍が攻城をしかけるもなんとか持ちこたえる。しかし水の補給が間に合わず、軍馬を殺しその血を飲み、こっそり城外に出て血の混じった川の水を飲み、そこを待ち伏せていた連合軍に一網打尽にされ、かと思えばどこから現れたのか場内に水売りが現れ、水を飲むために銀を払い、銀の無い兵士は水を飲んだ兵士の小便を飲んだという惨憺たる有様だったそうな。

補給の重要さを骨身にしみて感じた加藤清正は、熊本城築城の際に数百の井戸を掘り、本来は稲藁をつめるところの畳床に芋がらをしきつめ、銀杏の木を植えたという。

そして言い伝えによると、この銀杏の木が天守閣ほどに高く成長したころ、この国に動乱がおきるであろうと加藤清正が予言したそうな。

かくして銀杏の木が天を衝くほどに伸びたころ、西南戦争がおきるのである。新政府に不平を抱いた士族たちを率いた西郷隆盛をして、薩摩隼人の参戦に及び腰であった明治政府軍を破れなかったのは、上述のとおりの熊本城の堅牢さ、清正公の無念からくるものであったことは間違いないだろう。西郷隆盛曰く、私は新政府軍に負けたにあらず、清正公に負けたのだ、とこぼしたとか。

 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

 

…以上が約30分にわたるポッドキャストの要約ですが、西郷さんが征韓論に触れられずに韓国のメディアに取り上げられる例は極めて珍しい。一見すると熊本城から、百済亡命王族、蔚山西郷隆盛と、7世紀から近代まで、ギファン氏らしくない、多少とりとめのない内容のように聞こえますが、ギファン氏は何に導かれたのか、今回の宮崎ミッションにやけにリンクした内容となっています(^▽^;)

 

海は隔てるもの…?繋ぐもの…!?

というのも、冒頭で述べた朝鮮と日本との対立は数千年にも渡るという定型句…

果たして本当かいな!?というところであります。

そもそも国境なんてものは目にも見えなければ、近代になって策定された、至極あやふやなものであると思うんです。

韓国海軍で船乗りをしていた方とも意見が一致したのは、世界の海軍はワンワールドだという点です。

各国の陸軍や空軍はそれぞれ服装が違っても、海軍は世界でも概して同じです。兵卒はセーラー服、幹部はダブルの上衣、夏は真っ白な上下というのはかなりの国で共通する点です。世界とつながる海上で事故がおきぬよう、航海法は万国共通です。

国同士がいくらもめようが、俺たちは俺たち!と軍艦は入港させるわ、幹部同士の交流もするのが海軍。さすがに近年は旭日旗自衛官旗)を掲げての入港に世間がうるさく、''めんどくせーなぁ、お互い大変やね''とあきれ顔でしょう。まさに、旭日旗を口実に戦争を煽る陸軍系と海軍系の対立といえます。

おもえば縄文時代に既に新潟の糸魚川で採れる黒曜石が北海道で発掘された、つまり交易をしていたという程ですから、海を渡る男たちは我々の想像を超えて世界にネットワークを広げていたというのは考えすぎではないはずです。

むしろ、宗像教授よろしく、すべての文化文明は最終的に日本にたどりつくという、一元的な文明一方通行説のほうが無理がある、と思えてなりません。内陸のスイスになまはげそっくりなお祭りがあったり、童話の赤ずきんちゃんのオリジナルストーリーと日本の昔話が酷似しているだとか、例は枚挙に暇がありません。

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シンデレラまで日本に伝わってた…?

 

 

 

そっくり歴史、それは何故!!

そしてそれは歴史にとってもです。

ある歴史の専門家から聞いた話ですと、大化の改新の嚆矢である壬申の乱は、同時代の新羅にヒドンの乱(私でも知らなかった💦)というそっくりな逸話があり、それをそのまま日本に持ってきたものではないか。だとか、高句麗の王家の系図とホツマツタエにおける神武以前の日本の系図が全く同じだとか。

 また、現存されていないとされている日本書紀の原典が京都に保管されていて、それを直接見たという方から聞いたところ、日本語で書かれていなかった。神代文字で書かれていたらしい、とも仰っていました。冷泉家に保管され、阿比留一族が代々管理してたと言ったかな。阿比留といえば対馬、そしてアヒル文字ですね(ハングルそっくり)

真贋を見極める考古学の世界で禄を食んでいるその方が、よもや偽情報をつかまされるはずがありませんし、嘘をつくような方でも注目を浴びたいというような人でもありません。

ただ、純粋に歴史が楽しい!!という目の輝きには、説明不要な説得力、そして半端な霊能力を凌駕する力があるんだとつくづく実感しました。邪馬台国の本当の位置を特定したし(^▽^;)

 

要は、欠落した歴史、天皇家における欠史八代や10代~15代あたりの血統の交代、倭国大乱の真実、こういった歴史は朝鮮史、あるいは中国史としてすり替え、白日の下に晒しながらも秘中の秘は隠している。それが歴史の真実ではないでしょうか。

倭国の歴史を知るうえで魏志倭人伝は欠かせない。

同様に、百済滅亡を知るうえで日本書紀は欠かせないのです。

 

 

 

 

何を隠そう、私がかつて勤務していた静岡空港周辺に、中国三国時代の魏の王様、曹操さんの魂が封印されていました(^▽^;)ナンデー

大井海軍飛行隊跡地を調査しよう、という事だったのですが、空港内のとある盛り土(古墳)(訂正。牧之原お茶ミュージアム栄西の像でした)からお出になられた突然の曹操さんにビックリを通り越して完全に想定外。そのまま忘れかけて(嘘ですよ笑)いたんですが、今回7-8月のミッションのためベトナムから一時帰国して、なんとなく愛知県南東部の阿志神社に行ってみたら事態が加速。

遠州三河地域は、かつての魏、呉、蜀でしたとさ、メデタシメデタシ(!?)

http://maakata.holy.jp/2019/07/12/425/

 

という事でしたので、やっぱり百済新羅高句麗の朝鮮三国時代も、やはり日本の歴史なんですね、これが。

 

どういう事やねんという方への回答として次回、コリアウォッチ最新作、疾れ竜神丸!完結編でお会いしましょう。

なるべく今月中にはUPします…

 

コリアウヲッチ part 3 疾れ龍神丸!

韓国には何十回行ったか分からない私ですが、特別な経験としては二回ほどマイカーで韓国に行った事があります。

 

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馬耳山(マイサン)を臨むサービスエリアに佇む龍神丸
 

そう、日本のナンバーそのままで、自分の車で韓国に行く事ができるのです。

 

 

手順としては

 

国際免許の申請(各地方の免許センターですぐに作れます。パスポートと免許証だけあればオッケー)

フェリーチケットの予約

陸運局に届出

 

これだけです。

 

日本から韓国へ車で入国するには、一番メジャーな下関⇆釜山をつなぐ関釜フェリー

そして博多港と同じく釜山を結ぶカメリアライン

大阪と釜山を結ぶパンスター

そして鳥取県境港日本海側の港町、トンヘ(東海)を結ぶイースタンドリーム

の4つがあります。

いずれはパンスターとイースタンも制覇する予定です。

何より境港とトンヘという、どちらも世間一般ではビミョーーーーな都市なのに細々と営業して無くならないイースタンに興味津々です。なにせ乗り継ぎでロシアウラジオストクまで行けてしまうんですから、アレですね🇷🇺。

 

 

一度目にマイカー旅をしたのは19歳の時。関釜フェリーでした。

韓国をドライブしたいなぁと思っていたけど、韓国のレンタカーは未成年では借りれず。

じゃあ自分の車で行きゃあいいんじゃん??

ということで、行ってしまいました…山口の親戚の家に泊まって、翌日下関港へ。

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クッパ屋と龍神丸(初代)

 

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都会を抜け、山を見てテンションが上がった少年

 

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 まだ留学する前で、言葉に不安を感じつつも、ロードサイドの適当な食堂に入ったり、道を聞いたり、梨を一箱買ったり、何故か寺の納骨堂で坊さんから話を聞いたり…

まるで我が身に羽が生えたように、何処へでもいける!世界の誰よりも俺は自由だ!!という気持ちで半島を駆け巡った思い出。

 

 嗚呼、二度と戻らぬ青春の日々ヨ。

着いた初日にパスポートを亡くしたのも今となっては良い思い出。

そのせいで行くつもりのなかったソウルの、日本大使館まで運転して、東大門前の大路が大渋滞で1キロ進むのに1時間かかったりしたのも、思い出の宝石箱の中。 

 

 

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これは2006年の韓釜フェリー、コリアンな個室
 

 

 

下関で船に乗るのは夕方で、釜山港着は深夜。しかし税関がオープンするまで待たないといけません。

 

博多港発は昼前ぐらいで、夕方には釜山港に着きます。帰りはそのまま夕方に釜山港を発して博多港に深夜に着いて、朝入国すると。

 

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トラワヨ〜プサンハンエ〜※写真は下関かもしれません 

 

 

良いですよ〜船旅は。

雑魚寝の二等室だと、乗船するやいなや漂い始めるカップラーメンのかほりにイラっとする可能性もありますが、免税店もあり、食堂もあり、ライブハウスあり。海を眺めながら大浴場の湯に浸かるのは格別です。

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こちらが韓釜フェリーの二等席。

下関発着の韓釜フェリーは、自転車乗りの乗客は2等席が半額というキャンペーンをずっとやっていまして、片道4500円で海外旅行ができてしまう!(自転車を預け荷物にすると1000円かかるので実質5500円+港湾利用料等)

 

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いつしか自分もカップラーメンが食べたくなる。

船に乗ったらカップラーメン、そして花札。鉄火場で焼酎。これが韓国の船旅スタイル。 

 

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漫画もあります。一時期読んでいた憂国のラスプーチンを熟読。

韓国での伊藤潤二知名度は、下手したら日本以上。

 

 

二度目は、太刀洗通信所勤務の際、博多港からカメリアで行きました。(当然、上司には車で行くとは一言も言ってません(^◇^;)) 冒頭の写真がこの時です。

 

許可を取れば、自衛官も海外旅行に行けます。(ロシア中国等、政治的にアレな所は許可すら出ません。ベトナムはギリOKじゃないかとは岩国の保全隊員曰く)

 

行動計画書を作成し、直長から部隊長まで決済をもらい、各幕の情報部まで文書を送って、ようやく正規の手順で行く事ができます。目安としては2ヶ月前ぐらいから根回しをし、1ヶ月前には部隊長まで文書が回っていれば良いかと。

コッソリ行っている人もいるようですが、パスポートのビザとか確認されたら怖いですね。

さらにちなみにですが、自衛官は定められた行動範囲の外に外出する際も、許可が必要です。部隊長まで書類を持ち回ってハンコをもらわないとダメです。

概ね、平日の場合は一般的な交通機関で2時間で帰ってこれる距離。(飛行機、新幹線等はダメ)

休日の場合は4時間で帰ってこれる距離が外出可能範囲です。

海上自衛官の勤務時間及び休暇に関する達 第19条

 

青森県大湊を例に出すと(例が分かりづらい笑)

平日は大湊総監部から八戸、青森市内まで

休日は盛岡、大館あたりまで

これを越える場合は、否応無く文書を作成し上司にへつらってハンコをもらわないと行けません。たとえ実家に帰省する場合でも、既婚者で基地内に住んでいなかろうが関係ありません。

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※イメージ

つまり、

休日に思い立ってふらっと盛岡冷麺を食べに行く事はできても、花巻温泉には入れないという事ですね。(確か盛岡までは行けたと思います。違ってたら失礼)

 

太刀洗通信所は情報本部という性質上、外出はそんなにキチキチしてませんでした(私が居た当時までは…)。ふらっとマンゴー食べに宮崎まで行ってました🍌

 

以下、2013年のカメリアラインの写真が続きます

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修学旅行生っぽい

 

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トラック運転手達の安らぎのひと時に生ビール。

そう、トラックもナンバーそのままで走れます。給料良かったら転職したいな…

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ゲームコーナーもあり。韓国で人気のアーケードゲームは鉄拳とメタルスラッグ。当然完備。

 

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福岡発カメリアの客室

一番安い個室を予約したはずが、手違いで用意できなかったか何かで、ランクが上の部屋を用意してくれました。たった6時間でこれは勿体無い…帰りにしてくれればよかったのに( ´ ▽ ` )

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個人用シャワーにトイレまで!!!! 大浴場入るからシャワーは使わんけど。 

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海水風呂ではありません、海の男にとっては残念!?

 

 

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 快適な睡眠を貪った後は、釜山港に到着。

車で来た人は優先的に船を降ろされ、車を税関まで持っていき、それから入国の手続き等をします。

釜山港に入る際はチャチャっと車内を見るだけですが、日本に帰った時が鬱陶しい。

荷物を全部出させられ、カーペットまでめくり、税関職員にスーツケースの中身も全部見られました。

そのせいで免税範囲を優に超える免税タバコの存在がバレ、超過分のタバコ税を払わされ、結局国内で買うのと変わらん結果に。それもこれも甘い青春の1ページ。(そもそも未成年だろというツッコミはありませんでした😅)

しかし今はそれでもだいぶ緩和されたようで、居合わせたオジサン曰く、昔はタイヤの中まで検査してたとか…どうやって!? X線かなぁ…それしかないよなぁ

 

そうこうしていたら、何やら韓国にいる間は見えるところに置いとけというステッカー的なものをもらったり、自動車保険が云々をすませたらアッサリと釜山の車道に放り出されます。

右側通行に戸惑い、とりあえず前の車に着いて行くも、3分で慣れます。

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車種が時代を感じさせる

 

韓国の運転危なくないの!?とか良く言われますが、大阪や名古屋と比べたらそう大した事はありません。むしろ、路上駐車に非常に寛容なため、駐車場にいちいち手間と大金を取られる日本に比べてストレスはだいぶ少ないです。

 

伊豆白浜の海岸は一回駐車したら2000円です!!!!!来ないでください!!

逗子の方が水綺麗なとこあるって!!!!

 

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広安里海水浴場(2006年)何故か行きました。泳がなかったけど。

 

釜山は面白いです。海雲台(ヘウンデ)地域はリゾート開発も恐ろしいスピードで進み、ここ数年で海水浴場の水質も驚くほどクリアに。韓国第2の都市ながら、マリンリゾートが楽しめて、ソウルほどではないが何でもある。温泉♨️まである、これは外国人客がくる筈です。

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ヘウンデの億ション群。まるでゴッサムシティ…

 

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 ちょっと良いホテルのテラスから、東横イン(定宿)のしもじもを見下ろす。

ホテルを出たらすぐ砂浜です。海パン一丁にタオルを羽織って街を練り歩けば、気分は西海岸で飲むいつもの味。

 

 

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アクセスも不便な、달동네(貧民集落)みたいな所が、近年オシャレスポットとして脚光を浴びだす。自転車で行くのはオススメできません。行くまでの坂が非常に過酷。

 

 

辛いものが食べられない方も、コリアナイズされた日本食もありますし

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それはご飯をよそう器じゃ無いと思ふ…

近年はトンカス(トンカツを韓国ではこう呼びます)のレベルも上がって日本と遜色ない物が食べられるようになりました。

 

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今やカフェ文化は日本以上。タケノコ並みに生えては刈られる多くのカフェが朝早くから深夜まで、下手したら24時間で営業していて、どこでもちょっと一服にコーヒータイムできます。朝パン派の私には、パンにサンドイッチにワッフルにスコーンにマフィンにエッグベネディクトまで、粉物の選択肢が多いのが非常に嬉しい。一昔前の韓国のコーヒーはコーヒーとは呼べない代物だったのですが、本物を求める客も増えそれに答える店も増えてきています。

しかしスターバックスのひしめきようたるや、半径200メートルに3軒あるほどで…

見栄っ張りでブランドにめっぽう弱く、コーヒーの味のわからない韓国においてスタバは成功するべくして成功したと^^; 日本の倍以上店舗数があるんだっけ…人口は五分の二なのに☕️

  

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フェリーから眺める広安大橋

ロマンチックに夜景を眺めれば、気分は門司港レトロ

 

イカー旅行の話題が、なぜか釜山の観光促進みたいになってしまいましたが、それもこれも近々再び韓国をドライブする予定だからです🤩

今回はマイカーではなくレンタカーですが、約6日間、一体どこへいくのか!?

乞うご期待です(ほぼノープランです)。

 

古都慶州の古墳めぐりも良いし、冬季オリンピックの会場跡地を見るついでにテベク山の神様にも挨拶しておきたいし、珍島犬も撫でたいしコチャンのドルメンを見るのも良いなぁ。

 

まぁ基本的に恐ろしいほどにノープランで旅をします(^◇^;)

そして旅行をしても観光地をアチコチ回ったりご当地グルメを食べ歩いたりとかもしません。

名物に美味いもの無しって言うじゃないですか。実際に地元の人も言うほど食べない物だったりするし。

観光地をアチコチ回っても疲れるだけだし、イミテーションだし。でももし気に入ったら長居したいし、なので前もってプランを作成したり、全くしません。

そもそも旅行がそんなに好きじゃないんですね、そう考えると(^_^;)

 

しかし、定期的に行きたくなる、東北、and韓国。

呼ばれているんですねぇ、見えない存在に…

アジアウォッチ VOL.1 復活のメコンと血の歴史カンプチア

またまた新シリーズを始めてしまいました。その名もアジアウォッチ。

何を隠そう、現在東南アジアはベトナムに住んでおりますわたくし、畏れ多くも神様救助隊においてアジア隊長という役割を拝命しております。

所用によりカンボジアへと行く事となり、かねてよりの野望であったメコン川上流の浄化を執り行った報告及び旅行記となります。

写真多めでダラダラと時系列通り展開します。戻るなら今だ!!

 

1日目

路線バスでホーチミン→国境の町モクバイへ

ホーチミン市内からは路線バスでモクバイまで行けると聞いた私は、バスアプリで停車場を確認し、始発地点のbến thànhまで行くのも遠いので、cộng hoà通りのvincom maximax までgrabバイクで行きました。

 

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バスアプリでは70-3という表記になっているため、最初703番バスを見た時にスルーしてしまいましたが、703が正解です。

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立派な歌劇場。しかし、軍隊の所有のようです

nhà(家) hát(歌う) quân(軍) đội(隊)

右下には、軍事区域につき物売りや集会、カンボジア行きの客引き等の禁止と書かれて居ます。

しかし鬱陶しいおっさんがモクバイまで10ドルだ8ドルだとかゆってる。

高いし、この暑い中バイクのケツに2時間もなんて嫌やわ! 

とにかく歌劇場の前で待つ事小一時間。途中でクメール文字の書かれた旅行会社のバスが何台も客をピックアップしては去って行くも、固い決意で路線バスを待つ。

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無事に乗車。どこまで行くのかと運転手に聞かれるので、モクバイだと言うと50,000ドン(約240円)だと言う。多少古いバスだがエアコンもちゃんと効いており、快適。

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途中、降車ドアが開いたと思ったら、停止もせずに時速10キロぐらいのまま荷物を抱えたオジサンが颯爽と乗車。長旅の旅客達のためにパンやらを売りに来るようだ。ご苦労さま。

でもいつまで乗ってんの、このオジサン(^◇^;)

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終点のモクバイに到着。バスを見送る。

オジサンは気づいたら居なくなっていました。おそらく途中で降りて、またホーチミン行きのバスに乗って販売するのでしょう。

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トレーラーやらが大挙たむろしています。バスを降りた目の前にこのゲートがあったので、こっちだろうと入って行ったら、コッチじゃないよと言われる。うーん、わからん。

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スマホでポチポチ確認しつつ、言われた通りに歩くと、それっぽい建造物を発見。

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国境事務所へ。左下の建物は海軍事務所。なーんで陸の国境に海軍がいるんですかね

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国境事務所。無事に出国手続きを終える。

実はベトナム滞在のビザの期限が当日までだったのですが、イチャモンをつけられる事もなく賄賂を要求される事もなく無事に終了。30分ぐらい待ったでしょうか。

 

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手続きを終えて国境側へ出たところ

 

 

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おそらくですが、この礎石を境にベトナムカンボジアが分かれているのかと。 

 

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礎石をカンボジア側から

 

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カンボジアっぽくなってきました。

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カンボジア風の狛犬かな

 

カンボジアビザ取得&ベトナムビザ30日問題について

ベトナム在住者、東南アジア周遊旅行を予定されている方には耳寄り情報かもですが、そうでない方は飛ばしていただいて問題無いです。

さて、わざわざ路線バスを使って、歩いてベトナム国境を跨いだのは、カンボジアのマルチビザを取るためです。

ベトナム南部の経済首都ホーチミンからカンボジアの首都プノンペンまでは、各旅行会社が集客に熱心であり片道およそ10ドル以下で行くことができます。

しかしその場合は、カンボジア入国のためのビザをシングルでしか案内できないと言われ、一回入国するだけで30ドルを取られるというのです。(韓国資本のクムホサムコバスで言われました。)しかも相場として、旅行会社への手数料や役人への賄賂等々で、プラス5ドル、都合バスチケットに加えて35ドルを払わないといけないとのことでした。

 

しかし、1年から3年のマルチビザを取れば、一回の入国では30日までしか滞在できないが、その期間の間は何回でもカンボジアに入国できるとのこと。

気になるビザの料金は、

1年で40ドル

2年で60ドル (3年は失念しました)(二つとも観光ビザ)

なんと、2年間に2回行くだけで元が取れてしまうではありませんか。

私の場合は所用でこれからカンボジアへ行く機会が増える事が見込まれるため、何としても2年で60ドルのビザが欲しいところでした。

ビザ発給カウンターへ行き、申請用紙に記入。証明写真が無いと賄賂を要求されると聞いたので忘れずに提出。(2年前ぐらいにコンビニのネットプリントで印刷したもの)

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しかし!!

あろう事か私のパスポートの有効期限が2021年の5月に切れるため、2年のビザ申請はできないとの事!!

そうだった。ビザの満了する日から、さらに半年のパスポート残存期間が無ければ申請はできないのでした。

今は2019年の5月、2年後はもうパスポートが切れる月。そらアカンわ!

 

思えば自衛隊2年目、スーツを来て外に出る仕事をしていた私は、外回りサラリーマンよろしく稼業時間中に爆睡するわ、江東まで運転免許の更新に行くわ、カイロプラクティック治療に行くわで、それなりに自由でした。その時に新宿の都庁で作ったパスポート。そうか、あれからもう8年も経ったのか…

パスポートには尖った目つきと派手なスーツでこちらを睨む男の顔があった。

 

自分語りはさておき、仕方なく1年のビザを申請し、40ドルを支払う。無事に発給されました。

とまれこれで次回はホーチミンカンボジア直行のバスに乗ってもビザ料金や賄賂を取られる事もなく、スムーズな移動ができるはずである。一年以内にカンボジアに行く可能性は限りなく100%に近い。シングルビザ+10ドルで済むのなら、取っておくが大吉ラッキーマンであろう。

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2019年5月現在、インビテーションレター等の準備が無くとも、バベット(モクバイ)国境においてアライバルでカンボジアマルチビザを取得できます。東南アジアは非常に情報が錯綜しており、旅行会社も金欲しさにデタラメばかり言っています。参考の一つとして頂けたら幸いです。

 

旅行客を惑わせるベトナムビザ30日問題

間違いの無いように説明ですが、ベトナムの3ヶ月マルチ観光ビザを発給するにはインビテーションが必要であり、とある知り合いの日本企業が世話になっている旅行会社に聞いたら、インビテーションレターの手数料に90ドルもかかると言われました。

ホーチミンの韓国人の知り合いに聞いたところ、韓国人がやっている旅行会社では、同じインビテーションの作成をたったの18000ウォン、つまり15ドルでやってくれるというのです。もちろん入金口座はベトナム、韓国どちらもOK。

とかく日本人は言われたらホイホイと払ってしまうので、このような暴利がまかり通っています。

しかも腹立たしいのが、その旅行会社は私がカンボジアへ行って四日後に戻ってくる際にビザが必要だというのです。ノービザ許容範囲の2週間後には再び出国するというのに。

バカを言いなさんな!! ベトナムを出国して30日以内に再びベトナムに入国する際にビザが必要というのは、査証免除、つまりノービザで入国していた場合であり、ビザを持って入国していた私には適用されないのです。日本大使館からもこのように通達があるでは無いか。

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整理すると、

ベトナムノービザ15日間滞在→出国→30日経たずにノービザでベトナム再入国 NO

ベトナムノービザ15日間滞在→出国→30日経過してノービザでベトナム再入国 OK

ベトナムビザありで滞在   →出国→30日経たずにノービザでベトナム再入国 OK

ベトナムノービザ15日間滞在→出国→30日経たずにビザ有りでベトナム再入国 当然OK

つまり、30日の間を置かずに再びベトナムに入国する際、前回の入国か次回の入国のどちらかがビザ有りであれば問題ないのです。もちろんビザ無しの場合は15日までしか滞在ができません。

 

何回も何回も説明しても、大使館のサイトを見せて説明しても、旅行会社はそんな事無い、ビザが必要だの一点張り。

このような初歩的な情報を旅行客に伏せ、不安を煽って詐欺を働こうとする旅行会社…

と付き合っている日系ベトナム駐在の自動車会社…

おそらく自動車会社の人事担当者はリベートを旅行会社から受け取っているのでしょう。どうせ払うからよ、確実さを要求する日本人はな、カモだぜ賀茂。という波導をビっシビシ感じるのです。

そのしわ寄せに、馬鹿高い車両代金として、社員のサービス残業として上乗せされていることが経験則から見えてきますね。ぜひ過去記事、トヨタによる実習生という名の奴隷搾取を参照ください。

アジアでは知らない人が居ない自動車会社が、こんなしょぼい社屋の旅行会社にビザ業務を依頼する時点でおかしいと思いましたが、まぁ東南アジアではこんなんばっかりです(^_^;)

 

ちなみに、レバンタン公園の南側にある、在ホーチミン カンボジア領事館にも行きました。しかし領事館では30日シングルビザの発給しかできない、ボーダーで申請しろとの事でした。 

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外交官、基本的に仕事しねぇからなぁ…わたくし日本の外務本省にもちょくちょく出入りしてましたけど…

面倒で責任が伴う仕事はボーダーの木っ端役人に任せ、エリート達は優雅に外交(という名の悪魔クラブ)。これについてはまたの機会に…

 

国境の町、カンボジア側バベット

ビザをパスポートに貼ってもらい、ルンルン気分で国境を出ようとすると、イスに座ったおじさんに呼び止められる。

パスポートを見せなさいと言われる、スタンプが無いじゃないかと言われる。

ビザが発給されただけで、まだ入国の手続きをしていなかった!てへぺろ

あわや不法入国(大げさ?)というところを防いでくれたオジサンに感謝しつつ、入国手続きを済ませる。

指紋スキャンや手荷物検査等も無く、ゆっるい。 いいなぁ東南アジアは・・・。 

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こちらが国境の町、バベット。第一印象は、砂だらけ。ホテルが悪趣味。

 

国一つ違うだけで、こんなに違うもんかというほど、道路は土ぼこりが舞う。まるで違う次元を繋いだようだ。

中華資本のホテルがきらびやかに輝き、カジノの入口が闇へと誘う。

ベトナムはカジノが基本的に外国人専用のうえ、オンライゲームしかないのでつまらんそうな。ゆえに多くのベトナム人、そして外国人がビザ延長を兼ねてカンボジアに入国し、カジノを楽しんで帰るんだそうな。

私はもう20代前半でカジノには行き飽きてしまったので、目もくれず町を散策。

 

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プリンセス天功がオーナーのカジノが何処かにあると聞いたけど…興味無し

 

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マートや食堂が立ち並ぶ

 

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休憩。コーラ11500ドン(54円)はベトナムより高めだが、仕方あるまい。

タバコだけは安い!と聞いていた通り、これが100円。

クレテック党の私は見た事もないジャルムメンソールを見つけてテンションが上がる。

さすが国境だけあって、ベトナムドンが普通に通用するうえ、カンボジアの通貨であるリエルはもちろん、ドルでの支払いもできる。カンボジアはむしろリエルより米ドルが流通しています。1米ドル=約4,000リエル

 

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後述する用事のために、バナナを購入。

ベトナム人(おそらく)が経営する果物屋にて、捨てられそうな型落ち品のバナナ約5キロを、なんと10000ドン(46円!!!)で譲ってもらう。ありがたうお兄さん。

 

バベット→プノンペンの交通手段

さて、今日のホテルも決めていないが、兎にも角にもプノンペンまではどうやって行こうかと思っていたところ、黙っていても構ってくるトゥクトゥクのおっさんに聞いてみる。

私『プノンペンまで行きたいんだけど、どこいけばいいの?』

おっさん『ムォイ✖︎✖️✖️(聞き取れない)ドラー』 

??

ムォイ mười はベトナム語で10の意味である。まさか10ドルいくらで、このトゥクトゥクプノンペンまで行けんの??いや乗らんけど。あんた大丈夫なの?

と聞き返すと、私の手のひらに指で数字を描きだす。

おっさん『100ドル(指で)』

 

どこが10ドルなんだよ!!!!

 

後になって氷解したのだが、ムォイというのは、クメール語で“1”を意味し、おそらくあの時は ムォイ ローイ ドラー (100ドル)と言っていたのだと思われる。

ベトナム語では10。クメール語では1。なんだこのややこしさ!!!

そんなやり取りをしていると、英語で話しかけてくるもの、ベトナム語で話しかけてくるもの、多くの雲助達に囲まれる。

バスでは大体5ドルでバベットからプノンペンまで行けると聞いていた私は、ことごとく『高い!! 無理!!』で切り返す。

そうしていると15ドルで良いというニイちゃんが登場。しかも車は大きめのSUV(確かトヨタクルーガー)

それはそれでおっかないし無駄金は払いたくないので、振り切って国境事務所側へ行き、乗客の入国手続き待ちのバスの車掌に話しかける。

最初はクムホサムコのバスに話しかけるも、席は無いと言われる。

その次のバスに話しかけると、あるという。値段は5ドル。聞いていた通りなので安心して乗車。KHAI NAMという会社のバスでした。ガラガラだったので広々着席。黙々とバナナの皮をむいてペットボトルに詰め込む。

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車窓から眺めるバベット。すっかり夕暮れ

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出発してすぐなのに休憩。どうやら旅行会社で所有している休憩所のようだ。

特に欲しいものも無い。

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驚いたのが、バスに乗ってしばらくしても、ベトナムSIMカードのままインターネットが使えた事。さすが近いからですね。

しかしいくら3G通信は遠くまで電波が届くと言っても、この距離はどうなんだい

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スバイリエンを過ぎ、Kampong Trabeakの辺りでメッセージが届いてビックリ。

スマホ画面を見ると3Gながらベトナムの通信会社のアンテナが一つ。

一番近いベトナムの国土まではどう計測しても20㎞はあるというのに、電波が届くなんて???

ということは飛行機の上で電波が届いても(確か高度3000メートルぐらいの時)不思議でもなんでも無いという事か。

それもそのはず、空自浜松基地が誇るE767なんて、上空10000メートル上で戦闘機への管制や各管制塔との中継、に留まらず、パルス兵器やらUFOコントロール、あんなことやそんなこともしているんですから。

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2時間ほど走って、休憩。先ほど断られたクムホに追いつく。

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やっぱり欲しいもんは無い。

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今どきプルタブ式の缶ジュース。しかしエナジードリンク。古いんだかナウいんだか。

しかも炭酸は無い。確か1ドルか、0.75ドル(3000リエル)だったか。買って後悔。 

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バスは順調にプノンペンへと到着。バベットから4時間ほどでした。訳のわからんところで降ろされる。やはり雲助達に囲まれる。しかし何しろカンボジアに興味の無い私は、安宿の集中しているバックパッカー街がどこかもわからん。雲助によるとリバーサイドがそうだという。2ドルで行ってやると言うが高いのか安いのかわからんし、とりあえずカンボジアの街並みを歩いてみたいと思って歩き出す。

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ジョニーウォーカーおじさんも『あるきんしゃい』と言ってました

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東南アジアあるある。聞いた事もない日系(?)メーカーが有名

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カンボジア第一にゃんこ発見!!! バナナには目もくれず

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お寺かな

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オリンピックスタジアムの前ロータリー。中国の投資が多いと聞いていたが、やはり漢字だらけ。とりあえず五輪マークの噴水に乳酸菌投入。 

超高級ホテル宿泊、ぼったくり騒動

オリンピックマーケットからまっすぐ中心地と思われる方向へ40分ほど歩いたところ、ようやくASIAホテルという看板を発見。

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大きい道をずっと来たのに、コンビニも無くWi-Fiも捕まらない。もう探し回るのもめんどくさいと思った私は、ここに泊まる事とする。

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翌日撮った写真。

モロに中国系のホテル。なぜかクレカが使えないので45ドルをキャッシュで払う羽目に。この時点でビザ取得に40ドル払っていた私の所持金は、ベトナムで100ドルしか用意していなかったために14ドルほどとなる。

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超高級ホテル。私が宿に45ドルも払うなんて…

 

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すでに夜11時を回っている。何か温かいもんを食べて寝ようと思った私は荷物を置いて外へ

 

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ベトナムと違ってニャンコがたくさん😊そして健康的。ベトナムではニャンコは食べられてしまうため、生き残っているのは肉の少ないガリガリニャンコだけ😭(持論)

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サークルKで水、コーラ等を購入。やはりカードは使えない。何故…

 

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そして事件は起こった。カンボジアメシはどんなもんじゃろうと思っていたところ、どの店も高い!

そもそもがこの周辺は中国系の店ばかりで、どれもこれも4ドルをくだらない。

屋台なら安かろうと思い、焼きそばっぽいメニューを指差して値段を聞いたら、3ドルとのこと。高杉。

なにせ3ドルだ。ベトナムドンにすれば70,000ドンである。70000ドンあれば美味しいbún thịt nướng (ベトナムまぜそば)が3回食べられる。

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これは揚げ春巻き入りなので26,000ドン(121円)。しかし、麺野菜おかわり無料だ。参ったか!

 

3ドルなんて無理無理〜とパスして隣の屋台に聞くと、2ドルとのこと。

2ドル…46,000ドンあれば… 惜しいが仕方ない。ここではなんでも高いのだ。

俺はハラが減ってるんだ、大盛りにしてくんな! と言うと、理解したのか分からないが薄ら笑いを浮かべて麺を炒め始める男。

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ハラをすかせた男は座ってエサを待つ。何かコップ入りの液体が運ばれてくる。ジャスミンティーを5倍に薄めたような、ボケた味と匂いがついた液体を飲んで待つこと数分。運ばれて来た物体がこれである

 

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はじめに運ばれて来た、見覚えのある赤と黒いペースト(写真左)にやな予感を感じつつ、運ばれて来た焼きそばは、それなりにうまそう。 しかし大盛りでは無いだろうという量。もうツッコむ気力も無いので食べる。まぁまぁうまい。しかし、これはカンボジア料理なのか??

もしかしてカンボジアまで来て高い金で中華料理を食わされているんじゃないのか??

一抹の疑問を感じつつも完食し、計算をしようとすると

 

「3ドルだ」

はぁ?

 

いやいやいや、確かにさっきの男が2ドルって言ってたけど??

と言うも、件の男は後ろに座って何か食べている。おい、青シャツ!なんとか言えこのヤロー!!!

店員の小娘、オバサン、爺さんがまくし立てる。3ドルだ3ドルだと。

ふざけろ!!これでもくらえ!!と2ドルを投げつけ、罵声の応酬の中、店を去る。今思えば50セントでも充分だったかもしれないが、契約は契約。

一瞬でカンボジアが大嫌いになりつつも、先ほどのサークルKで携帯糧食(ナッツ類)と追加で水を購入。おそらくあれだけでは夜中に腹が減るだろうと思ってのこと。あとアンコールビール

店員のお兄さんは丁寧で英語も上手。少し救われた気分。残り現金、4ドル(泣)

 

安くてうまいと聞いていたアンコールビールは、変なエグ味があって正直美味しくない。コップ一杯分だけ飲んで、乳酸菌タンクにIN。

2日目

カンボジアの通貨、両替

7時ごろに起き、ビュッフェの朝食。45ドルも払ったのだ、これぐらいは食わねばと、眠い目を擦り朝食会場へ

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相変わらず中華なのかカンボジアなのかベトナム料理なのか分からん。

しかし今回の旅行で最も美味しく、ちゃんとした食事であった。

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中国人がそこかしこで唾をはくんだろうなぁ

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部屋に戻り、テラスに出ると乳酸菌の増殖によりバナナが爆発していた。面白いのが、発酵があまりにも早いので、黒くなったバナナには糖分が無いのか一切蟻がたかっていないこと。エアコンの室外機の熱もあって、発酵が爆速。阿部寛並みである

 

二度寝し、12時にチェックアウト。大量の荷物を預かってもらい、何は無くとも金だ、と思い、レートが良いとネットで噂の両替所へ。暑い。中々の日差しである。

途中でオルセーマーケットに寄る。これと言って特筆する事もない。どうせ高いし。

オルセーマーケットの向かいに大きな携帯ショップがあり、SIMカードが無いかと尋ねる。一番安いもので5ドルだという。

所持金4ドル。

金が足りねぇ!!

そう、携帯糧食を買っておいたのがアダとなり、SIMカードを買うための現金が足りないのである。

やはり何はなくとも金か…という事で、両替所へと急ぐ。

 

こんなに使わないとは思うが、手持ちの日本円75,000円を全てドルへと両替する。

679.5ドルが返って来た。

75,000÷679.5=110.37円(1ドル)

グーグルで見たこの日の中値は109.3円。対して良くもないねぇ。

 

ちなみに、正確には679ドルと2000リエルである。

カンボジアは給料もドルで払われるというほどに自国通貨の信用がなく、リエルは1ドル以下のおつり用という認識のようだ。

 

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恥ずかしながら、プロヴィデンスアイを初めて使用しました。未だアジア以外の国には行ったことがありませぬ。下は100リエル(約3円)。肖像は若かりしノロドム・シハヌーク王の出家時代。クメール数字の1が9にしか見えないので、最初はややこしい。

 

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まず見かける事は無いであろう、100,000リエル。最高額紙幣です。と言っても25ドルほど。

 

カンボジアの通信手段

カンボジアも当然のように携帯電話が使えます。かつては電話屋というのが道端にあり、固定電話が家に無い人はそこまで行ってかけていたと聞きますが、今は昔。IT化の波はカンボジアにも。

私が仕事で初めてベトナムに来た2年前も3Gしか開通しておらず、もうすぐ4G開始!?と騒いでいたのに、今やベトナムは当然のことカンボジアも4Gが当たり前。

 

先ほど現金が足りずに買えなかったオルセーマーケット前の携帯電話ショップに舞い戻り、店員の女の子に金を持ってきたぜーと言うと、電話番号がずらっと書かれたプリントを見せられる。

縦の列が通信会社で、横の列が料金と番号。同じ通信会社なのに5〜9ドルと番号によって値段に開きがあるのが謎だったが、とりあえず一番無難だと言うセルカードと言う携帯会社の、一番安いSIMカードを購入。やはり5ドルでした。

 

SIMカードを挿入し、アクティベートするもネットが使えず。なぜだ。

英語のできるおじさんに見てもらうと、料金チャージはしたかとのこと。

 

金をチャージしなかったらそりゃ使えないぜお嬢ちゃんヨォ!

 

英語もほとんど通じず、業務内容もほとんどわかっていない女の子に(^◇^;)ヤレヤレ しつつも、おじさんは3日間なら1ドルで充分だという。

 

1ドルでいいの!?

 

なんと、三日間で動画にマップにと散々使ったのに、最後に確認しても3ギガバイトも残っていた。最初は何ギガだったのか分からないが、3日間の旅ならまさに充分すぎるデータ量でした。

いったいどうやって利益を出しているのか…

そして日本はどうしてあんなに高いのか…

某極悪D社を使っていた際、データが足りなくなって1ギガ追加したら2000円だったっけ…??

1か月で1万円というたっかいたっかい通信量(カンボジアの100倍…‼︎)をむしり取り、大げさな基地局をドカドカ建てて、何をしてるんでしょうね、日本のキャリア通信は…

 

あらゆる物価がベトナムよりも高いカンボジアでしたが、唯一安いのは通信料でした。

 

カンボジアの移動手段

カンボジアではタイよろしくトゥクトゥクがメジャーな移動手段。いや、もはやタイよりも多い。

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新旧トゥクトゥク


 ベトナムの移動手段といえばバイクタクシー。カンボジアにもあるにはあると思うんですが、トゥクトゥクが便利。何より日差しは避けられるし、複数名乗れるし、ゆったり座る事ができる。これはベトナムにも是非増えて欲しいところだが、バイク多すぎで機能しないでしょうね。

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英語が達者なおじさん。 

 

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座席の後ろに荷物スペースアリ。

 

配車アプリ(GRAB)を使用し、1.5キロほど走っても 5,000リエル。1ドルと少しである。

これはラクチンだし、いいなぁ。

いくら安くて早くても、ベトナムのバイクタクシーはね… 乗るけどさ

 

ホーチミンと比較すると、カンボジアはバイクの量も少なく交通マナーも良い傾向にあります。

ベトナムは歩道にもおかまいなしに露天は出るわ、看板を置くわ、駐輪場と化すわで、ろくに歩けた物ではありません。旅行者向けと言う意味では、ベトナムよりもカンボジアをオススメします。

 

 王宮へ〜翻弄の歴史、ノロドム王家〜

トゥクトゥクは東へと進み、王宮のすぐ近くの宿へと到着。

ネットで予約しました。2泊で25ドル。

これもベトナムに比べたら割高と言わざるを得ない。古めかしく、部屋まで遠くてエレベーターも無いが、ホスピタリティでは満点でした。レンタルバイクの手配、帰りのプノンペン行きのバスの手配も滞りなく行ってくれて助かりました。部屋も清潔。鍵のたてつけに少し難アリ。334号室でした。

334+666=1000(о´∀`о)

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相撲やってる(^◇^;)

地デジ化はまだ先かな?懐かしいブラウン管テレビでした。テレビは古いがチャンネルは多く、英語放送、中国語、ベトナム語、韓国語、NHKとなんでもござれ。

 

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ホテルの前から公園越しに王宮を望む。

私がたいへんお世話になった政界にも通じるドンは、安倍晋太郎外務大臣の名代(使い走り!?)として北朝鮮にも何回も行ったとな。その時に中国に亡命していた前王のノロドム・シアヌーク殿下と北朝鮮でお会いしたそうな。

どこか物憂げな、何かを伝えたそうな若かりしシアヌーク殿下の御真影(100リエル)を見るにつけ、権力に翻弄された、悲しみの波導を感じます。

 

とかく権威付けに利用されるカンボジア王家の勲章。猫ひろしといいケイスケホンダといい、カンボジアに絡む人たちはどうもキナ臭い。

と思っていたら、知人からタイムリー?なイベントのお知らせを受け取りました。

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各界の著名人が名を連ねる中、カンボジアという途上国の国名が2度も出ているのは面白いですね。司会の半田さんはカンボジア王国からの叙勲をいくつも受けていますし、右端のデニース・コグランさんは40年以上カンボジアで地雷除去等の活動をなさっているとか。イエズス会ねぇ…

 

夕方5時を周り、少し周囲を徘徊してみようと、ホテルを出て川の方へ。すると、途端に大雨。

これはしめたもんだと、カッパを装着し、王宮前の広場(ロイヤルパレスパーク)に乳酸菌をバラまく。道路にも、ゴミ袋にも、ココナッツの殻にも。

水浸し状態の地面を伝って、浄化の乳酸菌が広がるイメージで、祝詞を唱えながらひたすら撒く。

少しすると雨が上がり、ひらけた広場に出ました

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ジャスティ

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ベトナムカンボジア友好の碑

かつてはベトナム南部ホーチミンサイゴン)もクメール王朝、即ちカンボジアの領域だったとされています。ベトナムカンボジアは実に1989年まで戦争していた仲であり、柬越のそれぞれの内戦の歴史を語る上で、隣国との関係は切っても切れないものでした。

ポルポトらのいいなりのままに幽閉、国外亡命を繰り返したシハヌーク王、もしかしたらまだどこかで生きているのかも知れませんが、きっとカンボジア国民の安寧を祈っておられる事でしょう。

 

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晴れた日の王宮

 

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この日はベトナムチェーン店(ベトナム人に言われて気づいた)のパン屋で買った惣菜パンが夕食でした。まともなもん食いたいなぁ…ひもG

 

三日目 

カンボジアでレンタルバイク

今日で三日目。明日はベトナムへと帰る日です。存分に発酵した乳酸菌を携えて、前日にホテルに手配してもらったレンタルバイクの到着を待つ。トニックウォーターを飲みながら

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割と定刻通りに到着。

24時間で6ドル。外国人価格ではあろうけども、十分許容範囲内であると感じました。しかし後から調べたところ、値切れば3ドルぐらいにしてもらえるとか…

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書類にサインし、鍵の説明を受け、パスポートを預ける。東南アジアでは何かとパスポートが手元を離れるシチュエーションがあり(ベトナムのホテルでは多くがパスポートを預かる)、不安だが仕方ない。

無くした経験のある人間は、無くてもなんとかなる事を知っている…が、もしここで無くしたらベトナムに寄れずに日本に直帰せなばならん!ので少し不安強めだった。

 

なんとかなるさぁ〜の精神で出発。クラッチの無い4速ギアのマニュアルタイプ。カブと同じロータリーギア方式は、実は初体験。

当然、免許は無い。国際免許すら無い。でもノープロブレム。日中にライトを付けたら違法という事だけは気をつけないと、公安に止められて賄賂を要求されるらしい。面白い法律ね。

1リットルだけタンクにガソリンが残っているというので、まず給油だ。適当なスタンドで2ドル分のガソリンを要求。ほぼ満タンになり、安心して出発。

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プノンペンでもイオンモールが盛況の様子。

 

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ベトナムのようにアホほどバイクがひしめいてウンザリ…するほどでは無いプノンペンの交通事情ですが、やはり郊外に出るとホッとしますね。しかし、ここでも中華資本の投資が凄まじい建設ラッシュ。

 

血塗られた大地。チュンエク大量虐殺センター

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到着。迷いつつプノンペンから1時間ほどバイクを走らせて到着したのはキリングフィールド。

かつてポルポト率いるクメールルージュ達がここで多くの無辜の民を殺害しました。

 

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原始共産主義という美名の元に、学者、医者、外国語が話せる人といった知識人に限らず、ただ眼鏡をかけているだけ、さらには手が柔らかいという理由だけで、ポルポト主義に反する危険分子の烙印を押され、老若男女問わず、数万人という民が殺されました。もちろん、殺された中にはクメールルージュの少年たちも含まれています。

行き過ぎた思想、理想の社会、それを求める独善的な指導者一人のおかげで、どれだけ多くの民が殺されたのでしょう。

そして、カンボジアにおいてキリングフィールドはここだけではありません。カンボジア全土に百数カ所あると言われています。

未だかつての虐殺指導者達の断罪は進まず、発掘調査も遅れ、風化しつつある所もあるのだとか。

主義信条は自由ですが、今の世に共産主義(武力)革命を心から願っている人々が未だに存在しており、資本主義、権威主義への憎悪の余りに、こうした歴史的な事実に目を背けている人が居るのも現実。

共産主義が素晴らしいと思っている人は、共産主義国家に於いては、権力者だけです。

多くの民は公安警察という名のマフィアに怯え、賄賂を払い、監視され、肉体的にも被害を受けているのが実態です。

あらゆる書類の受理に賄賂が要求され、理由も無く交通違反切符を切られ、金が無いものはさらに貧しく、あるものはさらに富む。やっている事は資本主義と大差ありませんし、指導者を父と仰いで信奉する姿は権威主義、君主国家そのものです。

所詮は世界支配の構図の一つ、各国対立のイデオロギーとして考案された物である以上、多くの民が平和になる制度など、ありはしないのです。

 

 

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14階建てのマンションで見せ物にされるしゃれこうべ達…

 

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なんで矢場とんの豚のぬいぐるみが…

 

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銃弾が高すぎるため、銃殺は行われませんでした。鍬、鋤、鎌、ハンマーといった共産主義の象徴とされる物で殺される無辜の民達。それが彼らにとっての正義だったのです。はたまた砂糖ヤシの皮でも喉を掻き切られ、木々と大地は血塗られました。


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新潟南ライオンズクラブといえば、ホテルイタリア軒が定例会場だったような。違ってたらすみませんが、不思議な縁もあるもんだと。

 

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バイクの駐輪は一回1000リエル(0.25ドル)でした。

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空港へ

 ひとしきり祈りを済ませたので、なんとなくプノンペン空港へ行ってみることにしました。

途中で変なところに迷い込む。

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311の仮設住宅街を思い出す。

陰陽師修行旅行で東北に行った際も、何かと言うと近くに仮設住宅がありました。被災者達の不安や恐怖をエネルギーにして地下で何かやってるんですね。

 

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結構新しいです。フライトスケジュールも駐車場も余裕があるようで、とてもキャパシティオーバーとは思えません。2時間も離れたコンポンチュナンに新空港を作る必要性を感じませんが…

 

 

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途中のウドンには再び訪れるでしょう。

 

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高いので携帯糧食で餓えをしのぐ。

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庶民の足で市内まで行けますよ。

 

プノンペン空港鉄道

ベトナムにも未だ出来ていない空港鉄道がプノンペン空港にあります。空港を出ればこじんまりとした駅舎がすぐに見つかることでしょう。

 

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なにやら列車の到着時刻が近づいてきたようで、ホイッスルが鳴り響いたりとざわめき立つ。踏切は無いようで、人が直接車の交通を止める。

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警笛が聞こえると、現れたのは王立鉄道のディーゼル車。

プノンペン駅まで行って、乗り換えればタイまで行けるようです🇹🇭。しかしタイ⇆カンボジア間の鉄道はまさに開通したばかりであり、まだ通関や出入国手続きについては手探り状態なんだとか(^◇^;)

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00019/050900048/

日経ビジネス

 

とりあえず線路は出来たから通しちゃえの精神、大切にしたいですね。

 

駅舎の隣には庶民的な食堂がありました。

貧乏旅行者の強い味方となるでしょう。

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やはりドケチ倹約家である私には一食に3ドルなどという天文学的な金額はとてもじゃ無いのであった。 

 

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空港の真向かいに、監視するかのようにIsuzuのディーラー。ホーチミンIsuzu工場も空港に隣接していて、メルセデスと結託して何かやってます。さすが出資しているのが伊藤忠なだけある。

 

以下、プノンペン津々浦々

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マックスバリュエクスプレスが有ったので入ってみました。

ロスチャイルドさん達は改心の兆しが見えるそうなので、許してあげましょう。

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今日の晩御飯は0.75ドルの弁当。唐辛子が甘くておいしい

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 GARIGARIKUNが1ドル…うーん

 

4日目(最終日) 

ついに最終日。当初からの予定通り、大量に発酵させたbananaと砂糖水を携え、メコン川を溯上する。

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1時間ほど上流へとバイクを走らせ、いい感じの橋が有ったので、ここから流すことに。

 

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ウドンの山。次に来るのはここか… この時は全く分からなかったが、やはり呼ばれていたということか。

 

 

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メコンデルタを癒しておくれ、菌ちゃん達!!ついでにプノンペン市内もね。

5キロのバナナと1キロの砂糖で存分に増えた乳酸菌が肥沃なメコン川に行き渡れ〜〜✨

 

祓え祝詞とともに乳酸菌を投入。

祝詞奏上の間、右後方からものすごい視線を感じました(^_^;)メコンのヌシかな?

なんせメコン川ベトナムでの名前はSONG CUU LONG。9の竜の河。

 

 

満足したところで、バイクの返却が迫っているため、ホテルへと戻る。しかし

メコン川本流方面へと寄り道をする。

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謎の建造物が

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何に勝利したというのか

 

向かいには大きなスタジアムも作っているし

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隣にあるのはテレビ局?

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プノンペン市内へ

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フランス大使館

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ワットプノン。市内で一番高い所にあるお寺だとか。

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ワット・プノン (クメール語វត្តភ្នំ、「山の寺院」の意)はカンボジアの首都プノンペンにある仏教の寺院(ワット)。1373年建立。標高は27メートルでプノンペンでは一番高い位置にある宗教建築である。 ウイキペディアより

うーむ、こんな川のすぐ近くで、湿地帯のど真ん中に丘があるのか…

丘じゃねぇだろ!!!

 

どうも辛気臭い。ちょうどロータリー状に丘を囲んでいるので周りをグルグル4周ぐらい回って、余りの乳酸菌をポタポタ流し続ける。

 

さらばプノンペン

無事にホテルへと帰り、返却時間の9時になってもバイク屋が来ないので、バイクの鍵をフロントに預け、シャワーを浴びに部屋へ戻り、荷物を整理する。

バスの出発は10:30なのに、9時45分になっても迎えの車がなかなか来なくて少し焦る。

 

無事に乗車。帰りも行きと同じKHAI NAMのバスでした。後部座席は謎のスペース。

日曜日だけあって、気がついたら満員御礼だった。

今日の食糧。リッツこれで1ドルは安い?しかしコーヒーはどう見てもブラックなのに、甘いのだ。忘れていた、これがアジアだった。

 

ホテルが手配したプノンペンホーチミンのバスは10ドルポッキリで、パスポートは乗車時に車掌に預けました。国境での手続きは、カンボジア出国時はバスを降りて歩くだけで、ベトナム入国時は纏めて処理されるパスポートを順番に受け取るだけ。荷物等もバスに置きっぱなしでした。

当然、ビザも全く問題なく、ベトナム出国時のチケットの確認も何もありませんでした。

 

以下、車窓からの景色

プノンペンベトナム大使館。アライバルビザでは不安だという方はここで前もってビザを取得できる。

 

なんとなく山が気になっていたら…

まるで人が横たわっているような形!!さすがに巨人すぎるなぁ

 

 

休憩。偶然だろうけど、北緯112233。並んだなぁ

 

から少し行ったところの変電所

 

だいたい東南アジアの携帯電話基地局は、ラジオの電波塔のようなワイヤーで引っ張るタイプ。

 

スバイリエンのロータリー

 

気のせいか、国境が近くにつれて基地局が増えて、大きくなっているような気がする。

バベット到着。遠くにうっすらとタイニンのてんこ山が!!そうか、モクバイはタイニンからも近かったっけ。

ベトナム独自の新興宗教カオダイ教の総本山があるタイニン、その近くの特徴的な山です。ちかぢか行くから、首を洗って待っとけよ〜う。

 

 

またも行きと同じ休憩所に寄る。さすがにリッツだけではひもGので、マンゴスチンを購入。

1キロ70,000ドン(約320円)。ちょっと高い。

どこ産なのか。別にベトナムにもいっぱいあるけど。

 

 

入出国手続もスムーズに終わり、一路ホーチミンへ。

変な形の送電鉄塔ベトナムに帰った事を実感させる。

 

 

以上、3泊4日のカンボジアツアー、アジアウォッチ第一弾でした。

今回の浄化及び調査旅行を通じて衝撃の事実が明らかになりましたが、時節を見て世間に公表することといたしましょう。ちょむりあっぷすぉー

自衛隊リクルーート!!

めっきり春の匂いがしてまいりました。(と言っておきながら日本には居ませんが)

別れの季節に出会いの季節。自衛隊においても3月下旬から4月上旬にかけては異動の季節です。

入隊を控えて緊張されているご親族、はたまたご本人の方もおられましょう。

 

なんの因果かこんな弱小ブログを訪れてくださった方だけに、自衛隊における処世術、出だしでつまづかない秘策をコッソリお伝えしてしまいましょう^^ラッキーですよ!!

 

※注意 陸、空自の隊員から内情を聞いてはいますが、私の経験した海自における経験を基にしています。また海自の場合でも、鵜呑みにする事はせずに自分で他にも調べてみる事をお勧めします。部隊長が違えば法律が違うのが自衛隊です。

 

1、入隊までに体を鍛えよう!! …⇦間違い!?!?

はい、間違いなんです。

自衛隊は体力勝負。同期に差をつけられないために、せめて人並みまで体力をつけないと…泳げないから練習しておかないと…懸垂ができないんだけど、不安だから…

 

全て必要ありません!!!!

 

自衛隊には様々な方が入隊します。中卒、院卒、元カラーギャング、高校卒業したてのピチピチ18歳に、社会の酸いも甘いも知った30間近のオジサン…当然、体力も千差万別です。彼らが全員クリアできるラインで目標が設定されていますし、指導教官がコツを丁寧に教えてくれるうえ、3〜4ヶ月の期間走り回ったり這いずり回ったり、たらふくメシを食らっていれば、黙っていても体力は向上します。贅肉も落ちて、1回もできなかった懸垂を軽々10回こなせるようになるのも普通です。

 

水泳の授業がほぼ無いらしい青森県出身の同期も多くいました。彼らは10メートルも泳げないのが普通だったのに、教育隊終了時には立派に50メートルを完泳し、センスのある者は水泳測定1級を取るほどまでに!!

 

むしろ、上がり幅を評価点とする自衛隊初等教育においては、最初はダメダメの方が最終評価が良かったりします。

最初からある程度泳げて水泳測定3級でスタートした新隊員が1級を取るよりも、全く泳げない級外者が2級を取る方が、上がり幅という意味で評価が良いのです。(しかし級外者は50メートルを泳げるようになるまで赤帽という烙印を押され、オシャレな赤い水泳帽子をプレゼントされ、特別教練を受ける日々。早く抜け出ないとチョト恥ずかしいかもよ!!)

 

よほど身体的に特徴があって握力が20KGも無いとか、膝を完全に曲げられないとか、そういう人は入隊前の身体検査で落ちているはずです。

要は、5体満足で健康な日本人であれば、誰でも入れてなんとかなってしまう。それが自衛隊です。奥さんが外国人でもね。さらに情報職種にも行けます(*´ω`*)

 

ミスをしたり生活態度が悪いと連帯責任で腕立て伏せですが、50回はともかく100回もできないものは仕方ないので、そこは班長も見ないフリをしてくれます^^;

 

ちなみに私の教育隊時代は、自衛隊出戻りの同期が3人も居たため、自衛隊生活のどこに気をつけるべきかを隊員間で常に共有していました。そのため班長が一々指導をしなくてもよく、拍子抜けするほど平穏に教育課程を終えました。

 

しかし時には半ば無理やりな理由をつけて腕立て伏せ等をやらされましたが、戦争という理不尽を理解するための愛の鞭でした。

それも、体罰を強制という事は問題があるため、「ちょっとお前ら体力余ってるなぁ!腕立てでもするか!!」といって、班長も一緒に腕立てをするというコンプライアンス重視といったら…

終わったら肩をよく回しておけとか、汗をかいたら下着を替えろとか体のケアをしろとか、過保護なほどに隊員の体調を気づかってくれます。

良い班長に恵まれたのか我々がお利口さんだったのかはわかりませんが、みなさんが思うほどに体育会系で理不尽といった事は無いと思います。

 

日大タックル然り甲子園然り、お遊びのくせに命をかけている非生産的な日本のスポーツ界の方がよっぽど時代錯誤で理不尽だと感じます。

国民の税金で隊員を育てないといけない以上、将来のある若者を潰すわけにはいけませんから!!

 

自衛隊もお遊びですって!?

そんな…!

まぁ。ね…

 

強いて注意点をあげるとすると、幅跳びソフトボール投げはセンスが要求される種目であり、練習をしないと上達する事はありません。人と比べて明らかに劣るという方は練習しておいたほうがよろしいでしょう。同期が外出している間、自主練しなければいけない辛さを選ぶ必要は…無いですよね。

 

 

2、むしろオシャレさんが有利!!?

そうなんです、どういうわけか。

特に、入隊したばかりで右も左もわからない中で自分の時間を取るうえで、ファッショナブルである事は非常にアベレージとなります、何故か?

 

自衛官の基礎素養、服装威容を正す!!

 

これです。

まず入隊して最初に行うのは、支給された制服と作業服にビシッとアイロンをかけ、階級章を縫いつける事です。

階級章を縫い付ける場所もしっかり決まっており、ずれていたりしたらやり直しです。家庭科の教科書をもう一度引っ張り出し、玉止め、半返し縫い、波縫い、まつり縫いを復習しておきましょう。

イタリア人よろしくシルクの靴下を大事に補修しながら履いている伊達男であれば、平気の平左ですね(^。^)

 

アイロンもバカにはできません。

触ったら切れるぐらい…というとさすがに大袈裟ですが(^◇^;)、座っていても触り心地をしっかり感じるほどにピシッッッッ!!と線をつけなければ、プレスが甘ぁぁい!!字が小さすぎて読めなぁああい!!!

と指導されてしまいます。

特に海自の一般隊員(自衛官候補生、曹候補生)の場合、セーラー服の袖を谷折りで線をつけるんですが、これが難しい。

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八戸基地隊のHPから拝借。

谷折りでプレス線をつけるためには、裏返して、裏地の上からアテをつけてアイロンをギュッと当てて、表を見て線がずれていたらまたやり直して…

縫い物には覚えがありましたが、これは少々手こずりました。

 

あとは、靴をピッカピカに磨く事も大事な、それでいて結構な時間を要求される作業です

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幹部になると真っ白な靴まで磨かないといけないという…(海のみ)

多くの隊員が靴なんて磨いた事が無いため、最初は右往左往。

塗るだけでピカピカになるリキッドタイプのものも便利ですが、整列するまでにホコリがついたり砂を払ったりしたらそれだけでアウト。

しっかりとワックスを何重にも塗り重ねておいて、靴下で撫でるだけでいつでもピッカピカ、顔が映るぐらいに、が好ましいです。

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偶然ネット上に良い写真があったので私のやり方で細かく説明すると、まず左の柔らかめのワックスをブラシにとって靴全体に伸ばし、乾いた布で吹き上げる。それを少なくとも3セット。これで深みのあるセクシーな黒色を定着させます。

その後真ん中の硬めのワックスを欲張らずに少しだけ布にとって(起毛した生地、フランネル等がベター)、全体に伸ばします。その時に水やアルコールを1〜2滴ほどチョンと靴につけておくと伸びが良いです。

乾くまで(5分ぐらい?)待ってから、使い古したパンティーストッキング等で磨き、余分なワックスをふき取ると同時に、ワックスの層をならします。この工程を10回以上繰り返します。

床に広げた新聞(靴墨汚れ防止)を眺めたり同期とおしゃべりしながら無心に、ひたすら騙されたと思ってKIWIワックスを塗り、伸ばし、拭き上げ、を繰り返しましょう。

欲張ってたくさんワックスを取ると、それだけでムラの無い美しい鏡面仕上げは叶いません。欲張らずに薄く、少しずつ。まるでラザニアの層を重ねるように。(良い例えが浮かばねぇ!)

 

完璧なワックス層が出来上がれば、多少擦ったり傷がついても、一拭きすればピカピカの状態を取り戻せます。整列の前にわざわざ靴墨を取り出して磨かなくても良いのです。週末の空いた時間を利用して集中ワックスをしておけば、多忙なウィークデイを少しでも余裕を持って過ごす事ができます。

 

陸自の場合は半長靴(編み上げのブーツ)も2足支給されるはずですから、より大変ですよ!! 

今からちょっと出世払いで高い靴を買ってオシャレを楽しむと同時に、靴磨きを上達しておきましょう。ジョンロブやベルルッティといった一生物の靴を買っておいて育てていく楽しみは、ギターを奏でるような楽しさと、本物を知る喜びを与えてくれます。

 

アイロンも、自分はできるという方も侮るなかれ。一般社会におけるアイロンをかけるシチュエーションと一緒にしてはいけません。

教育隊ではアイロンは取り合いです。順番待ち必須です。

チンタラとアイロンをかけていては同期達から怒号が飛びますし、シワが付いていたりしたら班長に怒られてアイロンやり直しです。

スピーディに、要点を抑えたアイロンがけができるようになると、一般社会に出ても役に立ちます。

コツを言ってしまうと

細かい部分を先に

これだけ念頭に入れておけば良いです。

ワイシャツ、作業着の上衣の場合は襟まわり、袖周りを先にプレスします。

最も目につく背中部分や胸の部分を先にやってしまうと、細かい部分をプレスしている間に新たなシワができてしまうからです。当たり前の事ですけど。

当然、見られることのないスソの部分、ズボンの中に入れる部分はノータッチですよね(^_^;)

でもテンパっていると往往にして余計な事をやってしまうんです。

 

3、応用編

以上の事も一通り抑えていて、それでも不安だという方は、以下の事を前もって準備、覚えておくと教育隊生活を楽に過ごせます。

 

 

(全自衛隊共通)

入室要領(各幕によって多少の差異あり、参考程度に)

自衛隊体操(海の場合は海上自衛隊第1体操)←体操号令の役割が必ず回ってきます。前に出て見本を示すために、手順はもちろん、左右逆に(前にでるからね)スムーズに実施する練習をしておくとベター。

64式小銃の各部品名、分解結合手順←ピストン桿止め用ばねピンとか

フォネティックコード

 

(海自の場合)

手旗

もやい結び等、基本的な結索法

 

 

(物品編)

黒い手提げ鞄⇦外出の際は、リュックサック等はNG。黒い手提げであればまず問題無いはずです。これはなるべく大きくて使いやすいものを。

 

靴墨、靴ワックス、古いパンスト等、靴磨きセット⇦隊内の売店は高いし、最初の外出時に買い求めるのは時間のロスになるため。

 

シューキーパー⇦靴は2足支給されます。点検用に一足は綺麗なまま置いておくという方が居ますが、毎日同じ靴を履くと、すぐに痛みます。私の場合は甲の幅が広いためにシワが悪化してヒビにまで至ったりするので、靴の型崩れは致命的。初外出までは安物で済ませて、外出したらサイズの合った木製のちゃんとした物を買って靴を休ませてあげましょう。

 

靴の中敷⇦硬い短靴、半長靴を履いて走ったり長時間立っている事が多いです。ちょっと高くても、スポーツ用のゲル入りの物が望ましいです。消耗品のため、3足分ほど買っておいても損はありません。多少大きめでカットができる、サイズ調整のできるものを

 

洗濯糊(キーピング)、柔軟剤⇦洗濯の際に使用しておく事で、パリッと仕上がりつつ細かいシワがつかなくなる

 

洗濯ネット⇦洗濯機は複数人で一緒に回すため。前もって部隊側で揃えているかもしれないが、100均のもので充分なので買っておいて損はなし

 

下着を多めに⇦洗濯の時間に窮する事態に備えて。靴下は黒で膝下まであるもの(スネ毛が見えてはいけない)

シャツはU首で、襟の隙間から覗かないもの。丸首はNG。

海自の場合は真っ白のパンツ(夏服は白いため柄物のパンツだと透ける)、白無地のハンカチ

体育館での体育の場合は白靴下で統一です。これも。くるぶし丈はダメ!

 

激落ちくん⇦床に付いた靴跡を落とす時に使用。掃除の時間短縮に繋がる

 

モバイルバッテリー⇦携帯の充電場所は指定されているため、居室で充電しながら携帯をいじれる。

 

シャツクール、貼るホッカイロ⇦体温調節のため。いくら寒くても暑くても、課業中や整列中に自分だけ厚着、薄着といった事は許されません。特に地獄の蒸し暑い夜、長袖の作業着を着て巡検(掃除が正しく行われているか確認をする作業)の点検官として棒立ちしていた時、シャツクールのお陰で正気を保てたと言っても過言ではありません。

 

 

とりあえずこんなところでしょう。

日本の平和を守る自衛官のタマゴ諸君!

万全の備えのもと、快適な自衛隊生活をエンジョイだ!!